母親の責任

2007.9.6 NHKの番組の中で、エスカレーターに足を挟まれる事件の特集があった。
最近流行のサンダルで多発しているという。
そのサンダルは、デザインや履き心地がよく人気の商品だが、表面が滑りにくく、ためにエスカレーターのサイドに擦ると、サイドと足元の床の間に引きずりこまれて足が挟まれるという。

エスカレーターの足元の床には、一応黄色い線が引いてあり、枠内に乗るように注意もされてはいる。
ただ、それが子供だったりすると、なかなか難しい。

13SEP-00. 13SEP-01.

番組では、6歳くらいの女の子だかが大怪我をしたことが取り上げられていた。
サンダルは裂けていて、事故の大きさを物語る。
指のつめは剥がれたものの、指の切断などの最悪の事態は避けられた。
女の子は、足に包帯を巻いてはいたが、一応歩けるようにはなっていた。
取材の中で、母親は涙目で「母親の私が後ろで注意していればこんなことにならなかった」と語るのが痛々しい。

世間では、全ての注意を無視して起きた事故さえも、他人のせいにする風潮が蔓延する。
そのなかで、かのような母親は極めて珍しい。
さればこそ、その女の子の事故も痛ましい。


巷では、躾の行き届かないガキが事故を起こしている。
その責任を他者に押し付ける姿勢には、まったくの同情の余地もない。




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新規作成日:2007年9月6日/最終更新日:2007年9月6日