いい加減な野党の論理

野党、すなわち政権をになっていない政党は、一貫した責任のある政治を担っていないから、いい加減なことを言いっぱなしにできる。
重箱の隅をつつくように、政権の僅かなミスを大げさに取り上げる。
そのくせ、万が一にも政権に就いたとしても、もともと政権担当能力もないからロクなことは行えず崩壊する。


2008.1.11ねじれ国会の末、参議院否決を、衆議院で再可決した。
これに対して「参議院で否決した議案を、衆議院で可決するのは何事か」という。
あれ?
では、もともと衆議院で可決したものを、参議院で否決したのはなぜ?
その論理なら議会は一院で十分だ。
参議院はもともと貴族院であって、国民の意見たる衆議院に対して、賢者の意見を挟む立場にあった。
大日本帝国憲法時代は貴族院に拒否権に近いものがあったが、日本国憲法においては、国民の意見たる衆議院が優位にある。
参議院で可決されなくても自動的に処理されたり、再度審議の結果、2/3以上という多数の賛成による可決とか。
それは、民意を反映させるための憲法上の制度である。
今回、野党発言は、その、民意を反映すべき制度を否定しているわけである。。。


最新の国政選挙で選ばれた参議院の意見だから民意を一番反映している??
しかし、選挙後、民主党では、選挙の公約に著しく反することをやろうとしていた。
それに対する民意の評価はされていない。
世の中というのは日々動いているから、選挙当時と情勢が変わっていれば、自ずと民意も代る。
最新の民意を言うなら、事あるごとに選挙を実施してからでなければ何も出来ないということになる。


この衆議院での採決に、野党党首が欠席した。
大阪府知事選挙の応援とか。
国会議員は、国政よりも、地方選挙が大切なんでつか??
聞けば、採決の結果はわかっているからと。。。
だったら現状、野党議員は皆さん、存在価値がないということでつ。




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新規作成日:2008年1月12日/最終更新日:2008年1月12日