税体系を国民にわかりやすく解説すべきだ

ついにガソリン等の暫定税率が期限切れとなった。
一部のガソリンスタンドでは、上乗せ分の25円を減額する動きが始まっている。
一部、というのは、そもそもこの25円は、出荷時に既に課税されていて、ガソリンスタンドの在庫分は25円が乗せられている。
4/1以降の出荷からは、25円が載せられていない。
したがって、暫定税率が期限切れとなっても、在庫分は課税販売が正しい。
が、一部に25円を割り引くところがあれば、客はそこに流れる。
なにやぶしを打って、在庫がはけるまでなんていうと、客が来なければ在庫は減らず、いつまでも暫定税率25円の載った在庫が残ることになる。

さて、消費者にとっては、安いほうが有難い。
では、なぜ暫定税率25円もの上乗せが必要なのか。
なくても良いものをぶったくっていたのか。。。

実際、地方では、財源不透明で、道路工事を止め始めている。
やらなくても済む工事なら先送りすればよい。
が、必要なものなら。。。
インフラ整備が滞ると言うことになる。
そしてまた、工事業者の受注も減る。
仕事量が減れば、雇用も減る。

そもそもは税金が無駄に使われていると言う感覚が具現化しているから問題は大きい。

が、税金と言うものは、本来、国民が等しく負担し、それを集めて全体に托するもの。
仮に、税金を無料化し、代わりに一切の公務を廃止したらどうなるかを考えればわかりやすい。

ここで、暫定税率維持のため、温暖化問題を引き合いに出そうとするからふざけている。
「暫定税率分が安くなったと言うことでガソリン消費が増えると温暖化が進むから課税によって消費を抑制すべきだ」と言う。
ならば、温暖化抑制税として100円でも乗せるべきだろう。
また、火力発電による電力も、課税して抑制すべきだ。
本来の意味をほったらかしとして、何かの目的に騙して誘導することがそもそも間違っている。

ならば、、、国会に乗り付けている議員の車。。。。やめない?
近くの議員宿舎なら歩けばいいし、距離があるならマイクロバスかなんかにすればいい。
個別の事情があるかもしれないが、何の気なしに車使い続けるのはなぁ。
温暖化を言うなら、まず自粛しようぜ。

暫定税率がなくなって25円安くなったことを強調する野党。
が、地方行政は、崩壊に瀕している。
ガソリンスタンドは、在庫分の暫定税率25円の処理に頭を抱えている。

目先の問題で喜ぶ国民にも困ったものだが。。。
良薬口に苦し。
目先の安さで、ホントノ問題に付けを回しているのだが。。。


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新規作成日:2008年4月1日/最終更新日:2008年4月1日