埼玉でO157誤って発見
埼玉県の食品検査で、誤ってO157が発見され、大量の食品が処分されたとか。
この問題は、大変な事である。
「誤って」と言っているが、居もしない病原体を見誤ったとかなら、誤ってだが、
作業手順の不手際から、病原体を付着させているわけで、言語道断。
食品会社から、多額の損害賠償請求も見込まれていると言う。
食品検査と言う、重要な作業で、かくもお粗末な状況は、許される物ではない。
賠償の負担は当然の事だ。
さらにまた、金で解決する物だろうか。
世界の各地では、飢餓で苦しんでいる人々が多い。
そんな中、このようなミスで、大量の食品を廃棄するなど、許される事なのだろうか。
そこら辺りの事を、どのように責任を取るのだろうか。
一旦傷つけられた食品メーカーの信用回復は、並大抵のものではない。
一旦別の食品メーカーと入れ替わった商品棚に復帰する事は不可能に近い。
実際、消費者が気にして買わないことも多い。
埼玉県では、積極的に「買う」などとして、食堂で扱うようだが、たかが500食程度で、なんの意味があろうか。
食品検査をする人たちへ。
「ちゃんと、手を洗って検査しましょうね」
こんな間抜けな事態を見るに、かつての かいわれ大根の一件も、
疑問が湧いてくる。
新規作成日:2000年7月2日/最終更新日:2000年7月12日