JR新大久保駅事故とその対応
JR新大久保駅で、ホームから落ちた客を助けようとして、日本人カメラマンと、韓国留学生が犠牲となる痛ましい事故が起きた。
まずは、犠牲者の、ご冥福を心からお祈りしたい。
直後、ホームの管理や運行態勢に批判が出た。
そして、1つの方法として、警備員による巡回が強化された。
しかし、ここで、極めて危険な問題が存在する。
今回の事故では、結果論として、最初の転落者を救う事は不可能だった。
しかしながら、犠牲的精神の若者が、みずからの危険を顧みずに救助へ向かい、犠牲となられた。
さて、全く同様な事象が再来したらどうだろう。
警備員は、みずからの危険を顧みずに救助へ向かう義務はあるのだろうか。
或いは、みずからがホームに残って救助できない場合、見殺し・怠慢のそしりを受けるのだろうか。
事件後、しばし、転落者救助の声を聞く。
幸い、無事救助できているのだが。
しかし、精神として貴ぶべきではあるが、当然と考えるのはどうだろうか。
本来、進入電車を止めてから救出すべきなのである。
過度の賛美は、事故の誘発にしかならない気がしてならないのだが。
また、そもそも、満足に歩けないほどのものが、ホームに上がる事事態が問題ではなかろうか。
転落警報マット等の対策以前に、乗車により運行への危険があるものの、乗車拒否も考える必要が有るのではなかろうか。
新規作成日:2001年2月8日/最終更新日:2001年2月8日