教科書問題が日韓、日中関係で問題になっている。 結論から言うと、教科書はその国の主権であり、他国の干渉を受けるべき物ではない。 歴史認識については、各国の事情がある。 過去すなわち太古の昔は、神話的伝説で、各国その宗教観により見解も違う。 当然、隣国の神と一致しているはずもない。 このたび、謝罪外交を見詰め直した教科書が認可され、為に韓国中国からブーイングが出ている。 さて、国家間で対立する時、政府行事がしばし延期される。 しかし、実際どうなんだろう。 韓国、中国との不信は、結局人の心が交わらない為ではなかろうか。 されば、国家行事以外での、交流の停止は、実は両国民のふれあいを停止し、相互理解の妨げにしかならないのではなかろうか。 かつて私も、ソ連/ロシアに対して、鉄のカーテンの向こう側と言う事で、血も通わないくらいの印象を持っていた。しかし、かの国の人と会話する機会を得、その誤解を払拭するに至った。冷戦期の相互不信 すなわち、見えない相手への不信ではなかろうか。 その意味では、国を挙げての対日批判とボイコット運動は、すなわち、相互理解ではなく、単に、自国の主張に過ぎないのではなかろうか。 されば、国歌国民の友好関係など、幻に過ぎないのではなかろうか。
新規作成日:2001年7月17日/最終更新日:2001年7月17日