呆れて物が言えない東北急行バス


平成13年8月5日 日曜、仙台へ行った帰りだった。
23:00東北急行バス浜松町行きに乗車した。
が、2号車は普通の観光バスで、狭い上にトイレもついていない。
ま、繁忙期、臨時の車両もあるかと思ったのだが、同乗者の体調の都合で、途中の休憩所で車輛変更をお願いした。
が、あろうことか「料金返すから、ここで降りろ」との暴言。

切符の手配は、同乗者がやっているが、同乗者は腸の調子が悪い人で、車両の設備にはうるさい方だ。
もし、切符手配時に、2号車の設備についての説明があれば、1号車のキャンセル待ちを、毎日チェックしていただろう。
が、当日来たバスを見て「普通の観光バスだ」と大変な驚き様で、とても事前の注意があったとは思えない。

まあ、この辺の行き違いは仕方ないとしても、当日の暴言は許せない。

同乗者が少々辛そうだったんで、1号車の運転手2人に聞きに行って
Q 空いている座席はありますか
A あるにはあります
Q 体調すぐれない人がいるので、車かえてもらえませんか
A 料金が違うから、変えられません
Q 我々の切符は、この料金なんだけど、おんなじなのではないですか
A それは同じだけど、本来の料金は違うから、変えられません
−この辺から、話が意味不明に向かって行く−
Q 料金が同じで、席に余りがあれば、変わってくれても良いのではありませんか
A 2号車はワンマンだから変えられない
と、合理的説明能力を失ったころ、2号車の運転手が登場し、
いきなり「何をぐちゃぐちゃいってるんだ、嫌ならここで降りろ」
との事です。

1号車の運転手2人の、説明の水準もお粗末だが、2号車の暴言はどういう事だろう。
また、それを聞いていた1号車の運転手2人も、特に何も言わなかった。
結局、この運転手3名とも、大した旅客扱い能力がないのである。

切符を買った時点で、運送契約が成立している。
詳細は、会社毎別の約款によるが、一般に、正規の乗車料金と、運送の保証がある。

東北の見知らぬ場所で、車を降りてかってにしろと言う。
そんな契約条項がどこにあろうか。

我々は、往復切符を購入していた。
帰路の途上で、会社側(運転手)から、一方的に、運送契約を破棄された。
一般に、会社側から運送契約を破棄する場合、無償で出発地まで、還送する約款がある。
浜松町まで戻ったのは、復路の乗車ではなく、運送契約破棄に伴う還送と認識している。
また、契約を破棄する場合、契約金額の倍返しが商法の基本である。

本件について、東北急行バスに照会したが、
仙台営業所の乗務員が関与していたにもかかわらず、仙台営業所では扱わず、
東京の事務所へ振られた。
東京の事務所で、調査したようだようだが、一部の説明があったが、正式な謝罪も、商法に基ずく契約金額の返金はなされていない。

このような、乱暴なバス会社が、運行を継続している事は、社会的にも問題である。




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新規作成日:2001年9月18日/最終更新日:2001年9月18日