なんか乱れている日本語
若い人の事場は乱れていると言う。
しかし、これは、街中での話し言葉であり、今に始まった事ではなく、世の常である。
「○○でぇ」など、語尾を強くするのがはやっているのだが、「語尾が弱いと文章の途中から結論が聞こえなくなるから、語尾まで強く発生しましょう」と言う、教育指導の慣れの果てでもある。
世間は、方言も残っているし、地方性があっても構わない。
しかし、報道機関が、いい加減な日本語を使うのはどうだろう。
それが正しいと誤解され、日本語がどんどん乱れて行く。
- やおら
「やおら振り向く」と言うと、急に振り向いているような感じがするのだが、じつは、「ゆっくりと」なのである。
- 押っ取り刀
「押っ取り刀で駆けつける」と言うと、のんびりやってきた感じがするのだが、実は、急な事で、刀を腰に帯びる間もなく、手に持ったままやってきたと言う意味である。
「おっとり」は、ゆっくりの意味である。
- 弱冠二十歳 じゃっかんはたち
最近、弱冠を、「若い」意味の枕詞のように使われる事が多いが、「弱冠二十歳」で一つの単語なのである。
新規作成日:2002年11月29日/最終更新日:2002年12月1日