呆れて物が言えない民主党の古賀潤一郎議員

2003年11月の衆議院選挙福岡2区で、自民党の山崎拓前副総裁らを破って初当選した、民主党の古賀潤一郎議員に学歴詐称疑惑が浮上した。

選挙の際に公表された経歴のうち、カリフォルニア州のペパーダイン大学を卒業したと公表していたが、大学側は「在籍していたものの、学位は与えておらず、卒業していない」という。

2004年1月17日に福岡市で行われた会見で古賀議員は、週明けに大学に確認し、卒業を証明できなければ議員を辞職する考えがあると述べていた。
また、古賀議員は「卒業証書はアメリカで亡失し、他に証明するものはない」とも話していた。

果たして渡米して確認したところ、卒業には19単位不足していたという。
ん、何かおかしいぞ。

単位不足なら、卒業証書はもらえないはずだが・・・

その後福岡市での会見で、「単位不足で卒業できていないことがわかった、今後は1つでも2つでも単位を取得し卒業したい」という。

そして民主党へは離党届を提出し、議員は辞職しないという。
その後民主党では事態を重く受け止め、除籍処分とした。

除籍もいいが、党が全面支援を行って議員にした以上、議員辞職などの清算まで責任を持つ必要があるだろう。

かつて疑惑のデパートと追及された議員もいたし、自らも疑惑(その後黒と確定)で沈没した議員がいた。

が、自己の経歴、しかも大学や海外留学において、事実と異なることは疑惑ではすまないだろう。
学歴詐称は罪が重いので、なんとかごまかそうと必死のようだが・・・。

「卒業証書をもらったと信じていたが、単位不足だった」
「どこの大学だったか明確にわからない」
などということが通用するのだろうか。

経歴詐称も問題だが、卒業したかどうかがわからない程度の能力のほうがもっと問題だろう。

経歴というのは、実績である。
卒業見込みや、卒業希望という状態はありえない。

東大の門なら私でもくぐったことがあるが、これをして卒業したかもしれないとは決して思わない。

選挙戦での対抗馬が女性問題での不潔さをもって敗退したが、かくもお粗末な頭の議員と争う選挙区は、一票の価値はいかほどのものだろうか。



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新規作成日:2004年1月29日/最終更新日:2004年1月29日