警察の検挙率の低い理由(1)
さて、近所に、違法駐車というか、止めっぱなしになっているバイクが気になった。
2003.4上旬前後の頃である。
やがて、4月中旬までには、所轄の荏原警察による、違法駐車の貼り紙と、黄色い違反表示が取りつけられた。
まあ、普通の処理である。
が、この先、このバイクは、そのままの状態で、経過している。
2週間ほどして、警察に確認を入れた。5/2前後と思う。
上記の経緯を話した後、
このまま置き去りとなっているのは、
1.盗難車の乗り捨てではないか
2.運転してきたものが、何らかの犯罪に巻き込まれ、バイクがこのままとなっているのではないか。
という旨を伝えた。
しかし、リアクションは見えない。
5/18夕刻の段階で、バイクは同じ場所にある。
微動だにせず、駐車違反の表示も、水に濡れ、色褪せつつある。
24時間見張っているわけではないから、「微動だにせず」というのは、正確ではないかもしれない。
しかし、わたしが連日そのままの状態を見かける、という事は異常である。
4輪車ならレッカー移動しているであろう。
が、バイクは場所を取らないからということがあるかもしれない。
しかし、管理されずに置き去りになっているバイク、歩行中の子供に倒れ掛かってきたら危険だろう。
警察の検挙率は市場金利並みに低い。
その一つには、問題意識の欠如もあろう。
今回、駐車違反の取締としては、一通りの取扱をしたかもしれない。
が、その後の追跡を行う事により、更なる問題を解決できるのではなかろうか。
金融機関近傍に置き去りにされている車は、逃走用の可能性もあるわけだ。
また、運転手が拉致監禁されたり、あるいは殺されたりしていれば、乗ってきた車はその場所から動かないだろう。
空き巣多発の地域とは、地元が防犯に無関心であることも、犯罪の温床となる理由という。
通り一遍の処理しかできない警察をして、犯罪抑止力はゼロだろう。
いや、むしろ、この地域は警察は何もしませんからご自由にと言っているようなものではなかろうか。
1ヶ月程度、警察の駐車違反表示をつけたまま、置き去りにされているバイクは、その広告塔である。
捜査と言うのは、情報を有機的に結び合わせてはじめて検挙につながる。
まあ、犯人が自首してきても、警察署に掲示してあるオウムの手配写真との照合もできずに追い返す程度の警察官ばかりでは、「有機的」等と期待するのは無理なことなのだろうか。
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2003.5.2(平成15)
ちなみにこの車両、5/25 10:00 から、18:00 の間に、現場から消えている。
新規作成日:2003年5月19日/最終更新日:2003年5月25日