少女4人監禁事件
2003.7 千葉の少女4人が監禁され、主犯たる男性が自殺という事件があった。
巻き込まれた4人の少女は、手錠をされ脅かされたといい、さぞや恐怖に襲われたことだろう。
が、冷静に考えると、根本的な問題が隠れている。
全く無関係な少女4人が誘拐拉致監禁されたというなら、無条件に気の毒な問題だ。
が、小学生でありながら、校則で禁止されている、子供たちのみでの繁華街への外出中のトラブルなのである。
そしてまた、このうちの一人は、既に主犯の男性と面識が有り、お金に釣られて友達を誘っているという事情が有った。
もちろん、だからと言って、犯罪に巻き込まれても良いということではない。
が、非は少女の側にもあるということだ。
赤信号を無視して横断中に、飲酒運転の車に轢かれたとしよう。
飲酒運転の車は、もちろん道路交通法違反だが、赤信号を無視して渡らなければ、轢かれることはないのである。
校則とは、意味のないくだらない規定も多々ある。
が、「子供たちのみでの繁華街への外出」を禁じるものは、それなりの意味があったわけである。
その実例が、今回の事件だろう。
お金に釣られてのこのこついて行くのも問題だ。
小学生が、数千円をもって渋谷へ出かけるのも、誉められたことではないだろう。
関係者では、少女達の心のケアを言っている。
が、本来のあやまちについても、あわせてきっちり教育すべきだろう。
少女売春の問題も多い。
校則を破り、繁華街へ出かけ、お金の為になんでもする。
これはやがて、不良への道を歩むのである。
少女の家の周りにはマスコミがはり付き、迷惑という。
マスコミの過剰な取材も問題だろう。
が、この少女やその家庭が、全く問題のない、健全な市民とは言えないだろう。
「校則や規則なんて意味のないもの、守るのは馬鹿」という風潮もある。
確かに、意味不明のものも多い。
しかし、何らかの目的で定められているもの、無視して当然ということはないのだ。
その結果がどれほど大きな代償となるかは、今回の事件が良く示している。
自殺の道ずれとならなかったのが幸運だったのだ。
心のケアも大事だが、これを教訓として、不良化を防止する教育が必要だ。
新規作成日:2003年7月20日/最終更新日:2003年7月20日