世界の潜水艦 アルゼンチン ARGENTINA ARMADA REPUBLICA ARGENTINA
本項は 「現代の潜水艦」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2001年7月のデータにもとずいています。
南大西洋に面する海域を持つアルゼンチン海軍では、ドイツ製の209/1200型とTR-1700型とを、合計3隻保有している。いずれもドイツ製であるが、別のメーカーであり、設計思想は異なっている。ブラジル同様の潜水艦輸入国ではあるが、組み立てとは言え、潜水艦建造能力も有している。
潜水艦 209/1200型
ドイツHDW社の輸出用潜水艦で、部品はドイツで製造され、組み立てはアルゼンチンの造船所で行われている。このうち、サン・ルイ(1996年退役)が、フォークランド紛争時、サルタが、果敢に戦闘に加わっており、戦果こそ挙げられなかったが、対潜攻撃を巧みにかわし、無事帰還している。戦後、実戦を経験した、数少ない潜水艦である。
1,140t(水上)
1,248t(水中) 11.5kt(水上)
22kt(水中) 250 55.9 x 6.30 x 5.50 8/533mm 魚雷発射管
(有線誘導魚雷) ディーゼル
4基1軸 5(士官)
26(下士官・兵)
◆ SS 209/1200型 1
S 31 SALTA 1974
潜水艦 TR-1700型
ドイツTNSW社製の潜水艦で、現有の2隻は、ドイツで建造されている。この他に4隻分の部品が発注され、アルゼンチンの造船所で組み立てられていたが、計画は頓挫した模様である。水中速力25ktは、通常動力型潜水艦としては、高速である。
2,150t(水上)
2,356t(水中) 15kt(水上)
25kt(水中) 270 65.50 x 7.30 x 6.50 6/533mm 魚雷発射管
(機雷) ディーゼル
4基1軸 8(士官)
21(下士官・兵)
◆ SS TR-1700型 2
S 41 SANTA CRUZ 1984
S 42 SAN JUAN 1985
新規作成日:2003年2月15日/最終更新日:2003年2月15日