世界の潜水艦 パキスタン PAKISTAN
本項は 「現代の潜水艦」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2001年7月のデータにもとずいています。
隣国インドとの軍事的緊張が続き国境を巡る紛争も経験しているパキスタン海軍では、フランスより ダフネ型、アゴスタ型を輸入、保有している。また、小型潜水艇は、イタリアより部品の供給を受け、海軍工廠で建造している。
潜水艦 ダフネ型
フランス製の輸出用潜水艦で、3隻は輸入、1隻は、ポルトガル海軍から購入している。ハンゴル(HANGOR)は、印パ戦争において、インド艦艇を撃沈している。魚雷発射管は艦首に8門、艦尾に4門と、排水量の割に多いが、これは、予備弾を搭載しない為である。
870t(水上)
1,045t(水中) 13.5kt(水上)
16kt(水中) 300 57.75 x 6.75 x 4.56 12/550mm 魚雷発射管
艦首8/艦尾4 (SSM) ディーゼル
2基2軸 7(士官)
47(下士官・兵)
◆ SS ダフネ型 4
S 131 HANGOR 1970
S 132 SHUSHUK 1970
S 133 MANGRO 1970
S 134 GHAZI 1968
潜水艦 アゴスタ型
フランスDCN社製の輸出用潜水艦で、本来、南アフリカ向けに建造されていた物だが、国連の対南ア武器禁輸決議により、パキスタン海軍が購入する事となった。
1,230t std.
1,480t(水上) 12.5kt(水上)
20.5kt(水中) 300 67.90 x 6.80 x 5.40 4/550mm 魚雷発射管
(SSM) ディーゼル
2基1軸 7(士官),
47(下士官・兵)
◆ SS アゴスタ型 2
S 135 HASHMAT 1979
S 136 HURMAT 1980
潜水艦 アゴスタ90B型
フランスDCN社製の輸出用潜水艦で、アゴスタ型の改良型。2番艦以降は、国内で建造される予定である。DCN社のMESMA型AIP機関を搭載する。
1,570t(水上)
1,760t(水中) 12.5kt(水上)
20kt(水中) 300* 67.57 x 6.80 x 5.40 4/550mm 魚雷発射管
(SSM) AIP
2基1軸 7(士官),
29(下士官・兵)
◆ SS アゴスタ90B型 1 (+ 2)
S 137 KHALID 1999
S 138 SAAD 2002就役予定
S 139 GHAZI 2006就役予定
潜水艇 MG-110型
イタリアより部品の供給を受け、カラチの海軍工廠で建造された小型潜水艇、イタリアのSX706型に準た潜水艇である。
110t(水上)
130t(水中) 9kt(水上)
7kt(水中) 100* 27.8 x 2.02 x 5.60(深さ) 2/533mm 魚雷発射管
(機雷) ディーゼル
1基1軸 6
8(潜水要員)
◆ SSM MG-110型 2 1988
潜水艇 国産型
カラチの海軍工廠で設計建造された小型潜水艇。3隻の存在が公表されており、沿岸防備の任務に就いている。港湾への潜水員の搬送、魚雷攻撃、機雷敷設など多用途の任務につくことが可能である。
102t(水上)
110t(水中) 9kt(水上)
6kt(水中) 100 27.28 2/533mm 魚雷発射管
外装機雷 ディーゼル
1基1軸 6
8(潜水要員)
◆ SSM 国産型 3
建造年不詳
新規作成日:2003年2月15日/最終更新日:2003年2月15日