世界の潜水艦 イタリア ITALY ITALIAN NAVY(Marina Militare)
本項は 「現代の潜水艦」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2001年7月のデータにもとずいています。
イタリア海軍では、第二次世界大戦中の小型潜航艇によるアレキサンドリア港攻撃に見られるように、潜水艇による戦果が華々しい。現在、イタリア西岸ガエタを基地とする米海軍第6艦隊と共に、地中海におけるNATO海軍の中核をなしている。潜水艦部隊も、沿岸諸国の中では、格段のパワーを有している。建造はFINCANTIERI社で行われており、自国用の他、輸出用潜水艦も建造している。潜水艦基地は、北チレニア海のラ・スペチア(LA SPEZIA)、イオニア海のタラント(TARANTO)、シシリー島のアウグスタ(AUGUSTA)がある。支援艦は救難母艦としてA5309アンテオ(ANTEO)と、A5310プロテオ(PROTEO)があり、アンテオは、救難潜水艇を搭載運用する。
潜水艦は、Fincantieri社、小型潜水艇は、COS.MO.S社により、建造されている。
潜水艦 ナザリオ型
イタリア海軍の戦後第二世代の潜水艦。本国では、1018型という。艦型は涙滴型以前の艦型であるが、推進器は1軸である。
1,456t(水上)
1,631t(水中) 14kt(水上)
18kt(水中) 250
300(最大) 63.85 x 6.83 x 5.70 6/533mm 魚雷発射管
ディーゼル
3基1軸 7(士官)
42(下士官・兵)
◆ SS ナザリオ型 4
S 518 NAZARIO SAURO 1980
S 519 CARLO FECIA DI 1980
S 520 LEONARDO DA VINCI 1982
S 521 GUGLIELMO MARCONI 1982
潜水艦 サルバトーラ・ペルシ型
1018型の改良型。
1,476t(水上)
1,662t(水中) 11kt(水上)
20kt(水中) 300
600(圧潰) 64.36 x 6.83 x 5.66 6/533mm 魚雷発射管
ディーゼル
3基1軸 7(士官)
43(下士官・兵)
◆ SS サルバトーラ ペルシ型 2
S 522 SALVATORE PELOSI 1988
S 523 GIULIANO PRINI 1989
潜水艦 プリモ型
サルバトーラ・ペルシ型を更に大型化した艦。
1,580t(水上)
1,862t(水中) 11kt(水上)
20kt(水中) 250
300(最大) 66.35(65.70 pp)
x 6.83 x 6.00 6/533mm 魚雷発射管
ディーゼル
3基1軸 7(士官)
43(下士官・兵)
◆ SS プリモ型 2
S 524 PRIMO LONGOBARDO 1993
S 525 GIANFRANCO GAZZANA PRIAROGGIA 1995
潜水艦 212A型
燃料電池によるAIP機関搭載の実用潜水艦。AIPの燃料タンク(酸素と水素)は、耐圧船殻の外側に搭載される。当初、独自に計画していたが、ドイツの計画に参加し、共通の基本設計で、本国で建造される。1番艦は2003年の就役が予定されている。
1,450t(水上)
1,840t(水中) 12kt(水上)
20kt(水中) 400* 56.30 x 6.80 x 7.00 6/533mm 魚雷発射管
(有線誘導魚雷, 機雷) AIP
1基1軸 5(士官)
19(下士官・兵)
◆ SS 212A型 0 (+ 4)
S 526 2005就役予定
S 527 2006就役予定
◆ DSRV 1
新規作成日:2003年2月15日/最終更新日:2003年2月15日