平成16年度計画(2003.12.23)
平成15年12月23日
平成16年度計画
戦前船舶研究会
渉外担当
現状
11月上旬から12月上旬の間に述べ七日、約14万円を費やして、乙造船(戦時標準型木造機帆船)の一次資料のコピー約4000枚を入手しました。未だ、作業が残っており、来春早々に約2000枚を追加入手します。
この資料は、故小野塚一郎先生から存在を知らされており、造船学会、手渡し先の山県先生のご遺族、運輸省と各方面を調査しましたが存在のわからなかった資料です。
この作業の終了により、幕末から日米講和までの約100年間の、艦船、海運、海軍及びそれらの関連事項の記述に必要な一次資料のほとんどが入手できました。
それで、来年から、この100年間の歴史の一次資料の纏めを始めます。
現在、この資料の整理を開始しています。
会報発行予定
次回は、「海軍特設艦船正史」(会報104号)です、約1300隻の特設艦船明細表、約5300隻の海軍徴用艦船明細表も掲載します。資料精査中のため発行は2月末ごろまでずれ込みそうです。
上記の乙造船の概要は、その次の会報31号からの連載を予定しています。
3500隻の建造命令の詳細と経過、大手船主に量産委託の状況、大量の木造油槽船建造への切り替え、西日本石炭輸送への船舶集中の実体、曳船建造重点政策への移行理由や移行経過などを詳細に記述します。欠番の日本船舶番号も約400隻分明らかになり、欠番も1900隻から1500隻に減り、在来の番号不明船1500隻を追加することで戦時中の所有船舶の98%はキャッチし得たと自負しています。、
これらの資料整理の関係で会報31号の発行は、最悪の場合には、五月ごろにまで遅れるかも知れません。
しかし、この峠を越せば、毎月、または1ヶ月置きに会報を発行できるでしょう。
来春は、超多忙が予想されるため一月二日から資料整理開始の予定です。
近況報告を持って、年賀に替えます。
皆々様には、ご家族共々良いお正月、良いお年をお迎えください。
敬具
個人的なことですが、「究極の連合艦隊」3巻は2月末発売と聞かされています。
続いて、MI作戦、ガ島作戦に筆を進められれば良いのですがどうなるか不明です。
学研の太平洋戦争シリーズに幕末以来の日本海上権力戦略史(海軍と海運の総合)のようなものを連載したいと準備中です。ライフワークにします。
2信、購読会員の皆様には、早々に平成16年度会費をご送金頂き有難うございました。
以上
3信、防犯上の理由からニュース編集部との連絡を中止して、ニュースを休刊中のため近況報告をもつて替えます。明年末には再刊できるでしょう。
−このページは、事務局からのご案内を、そのままお伝えしています。−
新規作成日:2003年12月27日/最終更新日:2003年12月27日