戦前船舶研究会からのお知らせ (2005.5.20)
戦前船舶研究会
渉外担当
会報「戦前船舶」再開の案内
6月に「戦前船舶31号」を発行します。
6月15日までに編集を完了し月末配布の予定ですが遅延もあるでしょう。
編集完了の段階でここに目次の要約を公表します。新資料中心の珍しいものずくめの内容になります。
なを、広報用の市販は今後はありません。
また、今後の刊行は「戦利船舶」「東亜海運」「日本海軍大口径砲塔発達史」「GAでみる戦時標準船建造史」などの編集も進んでいます。
手持ち商船資料4000隻達成
新資料入手でGA,CP合わせて4000隻分が集まりました。
前回ご案内の戦前海運資料コピー約5000枚、東大平賀資料コピー約4000枚、日本商船のCapacity Planコピー約700隻分に続き、日本商船GA(一般艤装図)約1900隻分を入手しました。といっても船名リストが昨日到着したのみでマイクロフイルムに撮影したあとの紙焼き資料は7月末ごろに私の手元に届くそうです。
船名リスト解析結果から見ると全て300トン以上の船舶で支那事変前後から7年間の戦前竣工船約500隻、昭和16年12月から20年8月までの4年間の竣工船約500隻、占領軍管理時代の7年間が約900隻です。当然のことながら、此れ以後はありません。
残念なのは、「ぶらじる丸」「神戸丸」などの有名船のGAが50隻分程度欠けている事ですが、水上機母艦に改造された「神君聖国」や改良型の「宏川丸」さらには「愛国丸」「護国丸」「報国丸」などは個船別のGAがあるそうなので七月末が楽しみです。
当然、高額の費用が掛かっていますが、10年前後前にこの資料の所在を感知して、関係先との蝕接と追跡調査を続けて来ただけに喜びはひとしおです。
32号以後の会報に成果を公開します。写真に物指しを当てて商船模型を作成してきたペーパーモデラー達もこれで正しい模型が作れることでしょう。
今後は日本軍艦の資料開発に重点を移します。また、近々にCADの学習を本格的に始めます。
以上近況ご報告申し上げます。
−このページは、事務局からのご案内を、そのままお伝えしています。−
新規作成日:2005年5月31日/最終更新日:2005年5月31日