戦時船名録発刊のお知らせ (2006.3.4)
戦時船名録
昭和12年7月に勃発した日中戦争から太平洋戦争が終結した昭和20年までの間に実在した20総トン以上の船舶(陸軍所有船及び戦利船を含む)を調査する目的で作成したもの。
なお終戦後は占領軍統治下にあり戦時に準ずるものであるから戦後に進水した船も収録した。
案内に、頁見本と凡例(出典)がでています。
⇒ 戦時日本船名録
帝国海事協会登録台帳(戦時標準船約1500隻ある)、戦没船員調査台帳、戦争直後の海難資料など、研究会が60年間に収集した全資料が打ち込まれています。
有名な1940年1月にアメリカ海軍が作成した「NRS369,List of JapaneseMerchant Ship」の約1万隻を上回る4万6000隻で、満州籍200隻も含まれます。
但し海軍艦艇は含まれませんが、海軍雑役船や陸軍船舶からの転入商船も随分あります。
皆さんは、戦時中のことばかり考えていますが、壊滅した日本海運界、日本漁業界がいかに占領中の7年に立ち直ったかの重要な資料がこの戦時船名録です。
船キチだけでなく、経済関係者などにも座右の書とすべき貴重書です。
SCAJAP番号も出ていますからわざわざ特別のリストなどを作る必要がありません。
ともかく、全船の船種、速力、建造所、平時の航路など在来の船名録に無くて不自由した項目は全てあります。
15年間の船名録で、終戦を挟んでの15年間ですから、船名や船主の変遷も重要な資料です。
各船のデータが2ページに亘り書かれているだけでも凄い情報量です。
研究会以外への販売は100部限定、定価6万円。
今のところ図書館などへの贈呈はありません。
予約締め切りは四月末、発売予定9月中旬(印刷製本に2ヵ月半見込み)
予約コース
Sコース、4月末までに全額送金(2割引き、4.8万円)
Tコース、4月末までに3万、残額2.4万は商品入手後(1割引き、5.4万円)
Uコース、商品入手後、全額6万円(割当分限定10セット)
戦時船名録の案内は下記にお申し込み下さい。
236-0052
横浜市金沢区富岡西4−46−17
戦前船舶研究会
−このページは、事務局からのご案内を、要約整理の上、お伝えしています。−
新規作成日:2006年3月4日/最終更新日:2006年3月4日