ヤセノヴァッツ(Jasenovac)

第二次世界大戦中、クロアチアのウスタシャによって強制収容所が作られた場所。
ユダヤ人、ロマ人、そして反体制的な人間を収容、使役、処刑した。
クロアチアの負の遺産とも言える場所である。
首都ザグレブからは、電車で1時間、バスで数十分の場所。
観光地というわけではない田舎。
在クロアチア日本大使館からは、“地雷とかあるかもしれませんよ”
“何かあっても知りませんよ”などと無責任なことを言われる。
でも、ザグレブで出会った子どもたちと一緒に行きました。
2003年3月


ザグレブの駅から出発。

パートナーは、ロビンとナターシャ、そして日本人4人。

車内の様子。
「世界の車窓」からみたい。

移動中、ナターシャに「梅干」を食べさせました。
とても怒りました。
半年後に彼女に会ったときにも、このことを言われました。
結構、根に持ってしまっているかも(笑)。

車窓からの眺め

駅に到着。
ここからさらにローカルバスで移動。

駅周辺の建物を見ると、
最近の戦争による弾丸の痕がまだ残っていた。

ローカルバスの中。
きっと日本人なんか見たこともないのに、
とても親切にしてくれた運転手さん。

記念館の入り口。
館内は撮影禁止のため入り口だけ。写真は、ロビン君。
内部は、強制収容所の模型や当時の写真などが展示されていた。

クロアチア戦争中、セルビアの攻撃を受けた。
記念館の壁にはまだ当時の痕が残っていた。

広大な敷地には、収容者を運ぶために使用された列車の線路が残っている。

当時、収容者を運んだ機関車

広い敷地の真ん中に慰霊碑がある。
地中から犠牲者の魂が湧き出ている、ということを表現している。

慰霊碑に書かれていた言葉。
意味は何だろうか。
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