予告なしの避難訓練…リアルです。
by peace_student

非難訓練といえば、いつ、どこで行われるのかを知らさせるのが常識だと思っていた。 しかし、イギリスは違った。というか、僕が住んでいる寮では違った。

ある日、自分の部屋で寛いでいたら、突然サイレンの音がなった。とても大きな音で、思わず廊下に出ると、管理人のおじさんが“早く外に出ないさい！”と言う。部屋の鍵を閉めようとする僕の背中を押すほどだった。

本当にどこかの部屋で火事があったと思った。しかし、外に出るても煙は見えない。他にも部屋から追い出された人が寮の外に集まっている。

すると、“5分ね”と言う別の管理人のおばさんがいた。"まぁまぁだわ”と彼女は言った。その時、これが訓練だと分かった。

しかも、この訓練が行われたのが夜の9時過ぎだから、迷惑この上ない。イギリス人は何かと自分の仕事だけを済ませようとする傾向があるように思った。

終わり。