Column

2004-01-06
ほったらかし!
by peace_student

イギリスでは、何事もほったらかしのことが多い。で、だからすぐに汚れる。

何のことか分からないと思うので、いくつか例をあげてみよう。

其の一、マクドナルド。マックで食べ終わったらどうしますか?食べ終わった後です。ゴミは自分で捨てますか?僕の認識では、日本では食べ終わったらゴミ箱に捨てて、トレイをその上に置く、というのが一般的だと思います(それが理想であるとされていると思う)。イギリスでは、そんなことをする人はいません。食べ終わったら、そのまま。置きっぱなし。マックなんだから、レストランじゃないんだから、自分でゴミ箱へ運べよ!と最初は思った。だって、汚いんだもん。それに、ゴミがあって、席につけない。人のゴミを片付けて席を確保するなんて、なんかヤダ。普通そう思うハズ。で、ほったらかしのゴミはどうなるかというと、店員が片付ける。でも、そんなに頻繁に片付けるわけではない。だから、混雑時などは、ほったらかしのゴミのせいで、席につけないことも。。ちなみに、そんなイギリスのマックの習慣で、フランスのマックで食事をした後にゴミをテーブルにほったらかしで店を出ようとしたら、店員に注意されちゃいました。

其の二、電車。イギリスの電車は汚い。汚いもの其の一、車内。ゴミが散乱。飲み終えたコーヒーの紙コップやらお菓子の袋などが落ちていたりする。車内にゴミ箱があったりすると、それが溢れていたり。汚いもの其の二、車両本体。車内も汚いけど、車外も汚い。それ自体は直接は迷惑ではないけど、洗車してないんじゃないの?と思う。泥などで真っ黒になった電車が多い。特にローカル線などはそんなことが多い。

其の三、道端。道端で、ハンバーガーやピザの食べカスが落ちていることが多い(ブラッドフォードだけか?)。イギリスでは、歩き食べ(食べ歩きじゃない!)は普通。若い人はもちろん、かっこよくスーツで決めたキャリアウーマン風のお姉さんも、歩きながらクチャクチャと食べている。で、人によっては、食べ終わったそのゴミをポーんっと道端に投げ捨てたりする。そんなゴミが落ちている・・・。汚ーい!!

と、日常でいつも気になっているイギリスの汚さを挙げてみた。で、結論は、イギリスでは「汚い」ということはあまり問題ではないことらしい。誰かが掃除をしてくれるという安心感(?)があるのだろうか・・・。街中で清掃をしている作業員をみていると、そんな国民性のおかげで彼らの仕事が成立しているのだろうか、といつも思う。でも、ちょっと汚すぎないかい・・・。もう結構慣れちゃったけど。

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