試験(Exam)

試験とは、筆記論述試験のことです。科目により、エッセー提出で試験のない科目と、エッセー提出ではなく試験で評価を行う科目があります。筆記論述試験は、2・3年生向けの科目だけで、学期末の試験期間中に行われます。

内容

試験の内容は、講義の内容に沿って行われることが殆どです。形式は、9〜10個の問題から3〜4問を選んで答えるというものです。講義で扱ったトピックが殆ど扱われるので、きちんと復習をしていれば答えられるものだと思います。

2年生と3年生は、問題が異なります。2年生は、主に議論の論点の説明など、基本事項などを理解していて、それを説明することが要求されていると言えます(試験時間は2時間)。3年生は、議論の論点を踏まえた上で、発展的な回答を求められているようです(試験時間は3時間)。自分がどの学年の試験を受けるかは、IVSPの留学生の場合は、International Officeが本人のバックグランドなどを考慮して決めるそうです。

解答用紙は冊子となっていて、好きなだけ回答を書けます。用紙が足りなければ、新しくもらうことが出来ます。

準備

基本的には、これまで勉強してきたことを復習することだと思います。先生によっては、自分で資料を読んで得た知識をどんどん使いましょうと言います。確かに、リーディングリストの資料を多く読んでおいた方が理解が深まるので、回答を書くときに多くのアイデアが出てきて有利かもしれません。

自分の中の知識を整理・体系化して、それらの関係性を理解しておくことは、設問に答える上で必要かもしれません。平和学科の授業の内容は、どれも関連している分野が多く、異なる科目同士でもお互いに理解を助けることもあります。頭を柔軟にして、応用力を持って自分の知識を求められている回答の趣旨に当てはめていくことが出来るといいのかもしれません。

過去の試験問題(過去問)は、図書館でコピーできます。学科からも前年度の問題をもらえたりします。過去問を解くことも試験準備としては有効だと思います。

ヤマをかける必要はないと思います。コースアウトラインやシラバス、講義内容から逸脱した設問はないと言えます。これまでの勉強した内容を確認することが最も大切かもしれません。

そして、時間内に回答を書けるライティングの能力が必要でしょう。トレーニングがある程度は必要かもしれません。