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授業の感想
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PCD(Peace, Conflict and Development) PCD(平和、紛争、開発)は、2・3年生向け授業で、1時間の講義が週1回、1時間のセミナーが2週間に1回。成績評価は、期末試験の筆記試験。 各週の講義のテーマ: 講義の目的は、紛争の分析が中心。紛争の原因、復興・開発との関係など、ケーススタディを使いながら学んだ。政治学的、経済学的、社会学的、文化人類学的、開発学的、そしてジェンダー学的側面からの分析は、まさに学際性(Interdisciplinary)をキャッチコピーとする平和学科の授業に相応しい内容だったと思う。 様々な側面からの紛争分析は、非常に興味深い。しかし、それは同時にそれぞれのアプローチを理解するための、各学問・分野の素養が必要であるから、幅広い知識が必要だった。大変ということはなかったが、アプローチ次第で、紛争の捉え方が異なり、視野を広げることが出来たと思う。また、ケーススタディを頻繁に使うため、各地域の基礎的な背景の理解が必要であり、特にアフリカの問題・現状への理解が深まった。 セミナーでは、毎回自分なりの考えを主張できたと思うし、他人の意見も聞けて有意義だった。特に、NGOでのボランティア経験は、復興問題やエスニシティ問題、当然NGOの開発・復興への関与の問題などに多いに役立った。 講義全体の感想は、紛争の要因を理解する上で非常に意味のある授業だったということ。日本の大学だと、これほど突っ込んだ、詳細な分析は行わないかもしれない。教授も現場での活動をしている人なので、非常に説得力があり、理論だけではなく、現実との接点が非常に多い内容だった。 |
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