セミナー(Seminar)

セミナーとは、少数の学生によるディスカッションを行う場です。

人数は、6人から25人程度とまちまち。ひとつの科目に2つから3つのグループがあり、好きな時間を選べるため、学生の多いグループとそうでないグループがあったりする。一応、出席は「義務」となっています。

セミナーは、2週間に1回行われる。時間は60分。各学期に5回ある程度。

セミナーへは、事前に指示された文献を読んで、いくつかの質問について考えてくることが要求されたりする。内容は、講義とリンクしている。

セミナーでは、学生全体或いは、4人程度のグループでディスカッションを行ったりする。毎回、チューター(Tutor)と呼ばれる大学院の博士課程の人がセミナーをコーディネートする。チューターによっては、学生一人一人に意見を求めたりする場合もある。

で、雰囲気はというと、あまり緊張感はない。「ディスカッション」などというと、意見を戦わせて、言い合うという光景を思い浮かべるかもしれないが、実際は、各自が自分の思うことをただ発表しているだけ、という場合が多い。

特に結論を出すことは目的とされておらず、いろんな人の意見を聞いて、自分の意見と比較してみましょう、という程度である。気軽に受けた方がいいかもしれません。

語学力に自信がなく、セミナーが不安だと言う人には、こんなことをすればいいかもしれません。

「質問」をする☆

“私は・・・・と思う!”などと発言すれば、反論されるかもしれません。なので、「質問」をすれば相手が答えるだけなので、“わかった”とだけ言えば済むかもしれません。具体的には、“***というのは、どういう意味?”とか“***について、具体的な例は?”などと「確認」を取るという行為が無難でしょう。

とは言うものの、こんな消極的な行動をいつまでもしていてもディスカッション能力は上がらないので、ダメで元々で自分の持っている知識などをフル活用して、“ディスカッション”できるようになった方がいいかもしれません。

喋らなくてもそれで済む場合もありますが、それでは自分の存在意義が無くなってしまいそうです。出来る限り参加できるように努力をすれば、60分という時間を楽しめるのではないでしょうか。普段は講義を聞いて、一人で資料を読むという「個人作業」が多いので、セミナーという場でのInteractionを楽しめると良いかもしれません。