うにとぶーの交換日記

ぶー日記 10月12日(火)

なんだかんだ言ってもさすがに秋よねー。
今年は夏バテも夏痩せもしてないから、つやつやでピカピカで我ながらいい女だわ!
こんなあたしにはふかふか、ふわふわの羽布団でのお昼寝がよく似合うのよ、ふふっ。
あーんそれなのにママってばー。
もー、ちゃんとお布団二枚重ねにしといてよー。
一枚と二枚じゃ全然感触が違うんだからね。
ちょっとーママあーママってばー。
お布団直してちょーだいなあー!


うに 10月15日(金)

 眠い時、だれにも邪魔されたくない時、ぼくが登るのは洋服ダンスの上。
 最初はひとりで登れなかったから、お母さんやユーくんに上げてもらったけど、最近はひとりでも簡単に登れる。
 ここがうちの中では一番高い所で、すごく気持ちがいいよ。
 ここでお昼寝すると、つい何時間でも眠ってしまう。

天井に挟まれるうに

うに 10月24日(日)

 今日、ユーくんとお母さんの寿命を10年は縮めることをやってしまった。
 いつものようにぼくはベランダを散歩していた。
 散歩と言ったって、“ネコの額ほどのベランダ”だから(このたとえってネコに対して失礼だと思わない?)すぐに終わっちゃうんだけどね。
 そしたら、吊り鉢のゼラニウムが風に揺れて、妙においしそうだった。
 そこでぼくは、手摺にヒョイと飛びのって、ゼラニウムの鉢まで体を伸ばした。つまりほとんど2本脚で手摺に載っていたっていう訳。
 丁度そのシーンをユーくんに見つかってしまった。
 ユーくんは声を押し殺して、お母さんを呼んでいた。
 お母さんは青くなって、ベランダにすっ飛んできて、ぼくをびっくりさせないように、そっと後ろから抱きしめた。
 「ああ〜びっくりした。落ちたらどうするの?」なんて言いながらね。
 大丈夫なのに…手摺を歩くなんて,ぼくには訳ないのにな。
布団の上でくつろぐ……。手摺の上の写真は,残念ながら,ない。

うに 11月2日(火) 朝の習慣

 ぼくは判で押したように朝6時に起きる。
6時に起きると、整理ダンスの上にのってお母さんお気に入りの“上田紬の毬”を(結構高いらしい…)ポーンと蹴飛ばす。
 毬は必ず畳にぶつかって、ボコっとにぶい音をたてる。(遊ぶ為の毬じゃないんだって…)
 その音でお母さんは必ず目をさます。
寝ぼすけのお父さんも「またか〜」とか言ってちょっと目をさます。
 お母さんは「あと20分」と言ってぼくをかかえて、またぞろお布団の中に潜りこんでしまう。
 ぼくはもがいて、お母さんのお布団の中から逃げ出す。
 そうこうしているうちに、ユーくんの部屋の目覚ましが、変な音で鳴く。「一生寝てろ〜モ〜、一生寝てろ〜モ〜」ってね。
 そうすると、やっとお母さんがちゃんと起きてくれる。ユーくんもね。
 こうしてぼくは、朝ご飯にありつけるという訳だ。
 今日の缶詰は何だろな…?
この玉を落としてくる。

うに 11月8日(月) うんち事件

 ぼくは最近朝と晩と一日に2回うんちをする。
 今朝もたくさん出してスッキリした〜!と思っていつものようにお家の中をうろうろしていたら、お母さんが「わーっ!」と物凄い声をあげた。
 びっくりして逃げようとしたら、むんずとつかまれてお風呂場に連れて行かれた。
 「ちょっ、ちょっ、ちょっと待って〜。お風呂はこの前入ったばかりだよ。」と抵抗したら「こら〜、お尻にうんちがべったりよ〜!」と言って、ぼくのお尻にお湯をじゃぶじゃぶかけた。
 ぬれるのが大嫌いなぼくは、あわててお母さんの手をすりぬけて、家中を駆け回った。
 だけどまたつかまっちゃって、今度は石鹸でごしごしお尻を洗われた。
 ぼくが何をしたっていうの…。

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