その後
NikonのD70を買った。TAMRONの90mmマクロも買った。ちょっと仕事らしきことをした。
前にも書いたが,もともとCANON FTb以来のキヤノン党だったのだが,EOSでマウントが変更になって以来,何となく疎遠になってしまった。New F1はほとんどタンスの肥やしである。
親父の形見のNikon F2とレンズ数本は,売ってしまった(!)のだが,その罪の意識もあってNikonを買うことにしたのだった。というのは,ほとんど嘘で,仕事の関係でちょっとプロっぽく見せなくてはいけない状況に陥って,そのとき持って行くカメラがEOS Kiss デジタルよりはD70の方がかっこいいか,くらいのミーハー感覚である。
性格的にも,判官贔屓というか,トップメーカーのものより2番手ぐらいのものに惹かれてしまう,ということもある。
D70には満足している。jpgでしか撮っていないが,色の深みというか描写の雰囲気というか,今まで使ってきたコンパクトデジカメとは大違いである。レンズやCCDのサイズがものを言うのだろう。値段が高いのだから当たり前かもしれないが,やっぱり一眼レフは違うな,と思わせるだけのものはある。電池の持ちがいいのにも驚いた。
仕事らしき撮影には,F1も持って行ったのだが,結局,使ったのはD70で撮ったものばかりになってしまった。
ただ,多少,露出に癖があるようだ。白飛びを防ぐためかもしれないが,妙に暗く写るときがある。暗部はつぶれているわけではないので,PhotShopなどでトーンカーブをいじってやるといい感じになる。
TAMRONの90mmマクロは,あの伝説の名機(?)f2.5の後継機ということだが,実はそのf2.5も持っているのであった……。もちろんキヤノンマウントである。おそらく20年以上前に買ったものではないかと思う。絞りリング(のカバー?)がゆるんで空回りするが,カビも生えていないので立派に現役である。ただ,キヤノンのFDレンズとはちょっと色の傾向が違って,緑がかかって写る印象があったので,ポートレートなどには使いにくい気がしていた。その点,新作の方はいい感じである。フォーカスはふつうのモーターなので,ジージーとある意味からくりのにおいがする。それがまた人間くさくてよい。まあ,マクロ撮影になるとほとんどマニュアルフォーカスでしか撮らない(撮れない)ので,ワンタッチでオートと切り替えられるのが気に入っている。

パソコンの調子が悪くて,電源が入ったり入らなかったりするようになった。マザーボードを見たら,なんと電源ケーブルのソケット部分が焦げていた。
しかたがないので,マザーボードを交換した。CPUはAthlon64の3000+に変えた。
この際だから,電源も交換し,HDやDVDドライブも追加した。
Cool’n’Quietも導入した。AMD PowerNow! DashBoard Demo Softwareを入れるとCPUのスピードがほとんどmin.の状態にあるのがわかる。静穏タイプの電源と相まってすこぶる静かになったし,省エネに貢献しているような気分もいい。
データ実行防止 (DEP)のため,飛んでしまうソフトがあるのを発見したが(Nikon Capture 4),boot.iniの編集で回避できた。

一太郎2005を購入した。花子とセットのやつである。
実は,前の一太郎を使っていて困ったことがあったので,改良されているかと期待していたのだが,新バージョンでも直っていなかった。
それは,罫線枠内に網をしいたときの文字の表示についてである。たとえば,表組みを罫線で作って一番上の行を項目名として2行分取ったとする。たまたま1行の項目名があると,行間というか天地中央の位置に項目名を持ってきたくなるのは人情というものだろう。上の行に項目名を入れて,「フォント・飾り」で「ベース位置」を「-100%」とかに設定してやる。すると,下の行の網の下に文字の下半分が隠れてしまうのである。つまり,網が文字の上に被さってしまい,この関係は変えられない。「段落飾り」では,枠内全体に網がしかれないので,どうもイメージと違う。
サポートによれば,これは「仕様」ということで,この場合は%による網指定ではなく,模様で指定してくれとのことだが,それではいかにもワープロで作りましたといった見栄えで,どうもプロっぽい(?)仕上がりにならないのだ。
これ以外では,概ね使い心地はよい。あのWordとやらに比べれば,遙かにストレスがたまらず快適な生活を送れる。まあ,これはATOKの性能によるところも大きいのだろうが……。
WordとATOKで思い出したが,「Windows MeもしくはWindows XP環境でATOKを既定の言語として設定している場合、Word2000終了時にエラーメッセージが表示される」というとんでもない現象がある。「メモリーが "read" になることはできませんでした。」などと出るので,最初は何事かと思った。調べてみれば実害はないらしいのだが,何とも気分が悪い。Microsoftのサポートを見ると,Wordから文章校正ツールを削除しろ,なんて乱暴な対処療法が書いてある。
判官贔屓の私としては,これでまたジャストシステムを応援したくなってしまう。

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