メカニカルキーがうるさい
息子にもパソコンを与えてあるのだが,親離れしないせいか,年中われわれ夫婦の団欒の場にきて,私の耳元でメールを見たり打ったりしているのだ。
なんでも友達から1日に80通ぐらいのメールが来るということで,その返事を書くだけでも大変であるという。よく聞けば,差出人は数人で,結局の所ほとんどチャットをしているに等しいようなメールのやりとりなのだ。
おいおい電話代をどうしてくれるのだ,と言いたいのだが,それよりも実はそのキーを打つ音がうるさくて仕方がない。
元々はWindows3.0の時代に買ったEUROTECK J-33という台湾製のパソコンのキーボードをそのまま使っていて,これがいわゆるメカニカルスイッチの「前面キー」とかある大時代的な代物なのだ。私は結構気に入っているのだが,これだけ耳元でカチャカチャやられるといかに集中力のある私といえども,気が散ることしきりである。
そうだ,そういえばほとんど使っていない息子のPRESARIO 5224のキーボードは音がしなかったハズだ。よし,交換してしまえ! というわけでさっそく子供部屋へ行って「おい,キーボードの交換をするぞ。」と宣言しつつ,裏のケーブルを引っこ抜いた。
そこでハタと気がついた。端子のサイズが違う!
そうだ,最近のパソコンのキーボード端子はMini-Dinなのであった。(いや,USBかな?)
ジャンクで買い物
仕方がないので,暇を見つけて秋葉原に変換アダプタを買いに行った。
はじめに寄った○ビン電子に500円でアダプタが置いてあるのを発見。店の外にあって埃っぽい。ジャンク物のようだが,一応きちんとビニール袋に入っていた物を2本買った。互いにキーボードを交換するのだから2本である。2.5ギガで1,500円!(もちろん保証なし)というハードディスクもおいてあったのでついでにそれも買ってしまった。(ハードディスクは未だに動いていない……グスン)
家に帰ってまた気がついた。同じタイプの変換アダプタが2本あっても意味がない!
要するに手に入れたアダプタは,Din5ピンメス:Mini-Din6ピンオスという奴であって,EUROTECKのカチャカチャキーボードをPRESARIOにつなぐことはできるが,PRESARIOのキーボードをEUROTECKの本体につなぐには,オスメスが逆でなければならないのである。私としたことが,何という不覚……。
また秋葉原へ
そんなわけで,また秋葉原に行って今度はジャンク物でなくちゃんとした商品の変換アダプタを買ってきたのだ。680円であった。
以来,静かで快適な生活を送っている今日この頃である。
(1999年3月)