「うにちゃん生中継」は,今となっては超遅いPentium133Mhzのノートパソコンに,もらい物のカード型のカメラをつけて行っている。ノートパソコンからはLANケーブル経由でモデムにつないで,定期的に画像を送信するようになっているわけだ。
カメラは当然「うに」が比較的良くいそうな場所に置いてあるのだが,その場所がモデムとかなり離れているので,LANケーブルは15メートルのものを使用している。
このケーブルが家族にきわめて評判が悪い。確かに家の端から端まで白いケーブルがのたくっていて,ドアの開け閉めにもじゃまだし,掃除のじゃまだし,足を引っかけることもあるし,何よりもかっこうが悪い。
そんなわけで無線LANを導入することにした。
ここでポイントとなるのは,次の2点であった。
2はそのままに,カードについて調べてみると,プラネックスコミュニケーションズのものが薄いようだ。
さっそく秋葉原へ出かけた。
何軒かの店を回ったが,プラネックスのカードがなかったり,他のカードでの1については曖昧な答えしか返ってこない店ばかりだった。厚みについては箱の封を開けてみればわかるこのなのだが,他の店員に聞いたりして結局結論が出ない。唯一「Tゾーン」だけは,なんと店員さんが片っ端から箱の封を切ってカードの厚みを確認させてくれた。
ここなら信頼できそうだし,プラネックスのGW-NS110が一番薄い(カードの厚みと同じ)ことがわかったので,さっそく購入した。
アクセスポイントは値段が安くてコンパクトなアイ・オー・データ機器製WN-B11/AXPにした。他のメーカーのは結構大きいので机の上などに置くのにじゃまなのである。カードとメーカーが異なるが,一応規格品だから大丈夫だろう……。
CATVの場合,契約により複数のパソコンの接続を許していない場合がある。我が家では2台分の契約をしているので,特に問題はないと思っていたのだが,なんとアクセスポイントにもIPアドレスが必要なのであった。そうか,そんなことがどこかに書いてあったなあ,なんて思いながら,適当なアドレスを設定して色々やっているうちにつながってしまった。
これでいいのかよくわからないので,念のため3つ目のIPアドレスを入手しておいた。新しいアドレスの取得に2000円かかった……。
ノートパソコンとアクセスポイントは全く見通しのきかない位置にある。距離にすれば10mかそこいらだと思うのだが,アクセスポイントの位置によってはうまくつながらないことがあった。
ただし,いったんつながることがわかってしまえば,無線LANはすこぶる快調である。家族の評判もいい。
(2001年4月)