セーターで巡る東海道五十三次
大津(走井茶店)

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制作者からまず、セーター本体と牛車を同じ色にすることを決めた。家屋が多い絵で、わら屋根など屋根の感じを出すため、細モヘヤの段染め等を駆使した。糸の種類が多いほど、裏面の糸が絡み、この宿場は二度と編みたくないくらい手間がかかったが、重量感のある良いセーターが出来上がったと思っている。[平田徳子]

原画のお話絵の中で印象的な牛車は、当時、京都付近でみられる風物であったらしく、旅の終わりを予感させる。走井の名は枕草子にも「三名水」として出てくるほど古く、絵左下の井戸にもこんこんとわき出ている様子が見える。名物「走井餅」は「名水餅」という名になって現存する。

関連リンク京都新聞・観光情報−大津市

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