2.道路に面している土地を買う

このままではもらえるものが生かせなくなってしまう!

というわけで、道路に面している土地の所有者を探して交渉してみることになりました。


この空き地のこと。


しかし、空き地を手にしたらその土地に家を建てることは確定してしまう。
今からここに永住を決めてしまっていいのだろうか?
住宅ローンが早くも始まって、自由なお金がなくなってしまう!
長男だけど、実家は東京。

と、決断を鈍らせる事柄が頭をよぎりました。

そこで、出した結果は

住みたくなくなったら家を建てる前に、もらう土地と合わせて売っちまえばいいじゃん。

もらう土地はおそらくこのままじゃ死に土地だから売れないだろうし。

という結論に達し、とりあえずは空き地を買うことに本決めしました。


そして、土地の所有者を登記簿で確かめてみると、

その人は、義父の友人の母親であることが分かりました。


これはツイてる!

こうゆうところは、義理と人情で交渉してもらわなければ!

自分でやらずに、義父に交渉をお願いしました。

そうしたら、なんと!この人もこの土地を売りに出して何年という話ではありませんか!

不動産屋に話をだしたり、新聞に売却の広告を入れても、買い手がずっと見つからなかったらしい。


そこで、私の登場(26歳_男)ですよ。


交渉話がスタートしました。

しかし、全く話が分からない。

地目がどうとか、所有権が移って何年以内の売買は所得税率が高いとか、不動産屋を通すとか通さないとか


あまりに分からないので、本屋で土地取引の本を買って勉強しました。


すると、土地を売買するときはこんなポイントがありました。

・売買に不動産屋を通すと、高いマージンをとられる。個人間でも取引は可能。
→不動産屋を通さないことで一致。

・買おうとしている土地の地目は?
→農地だった

・買い手(私)は、農家ならば農地で売買できるがそれ以外は農地転用の届出を出さなければならない。
→農地転用ってなんじゃい。

・売買する土地が第一種市街地か、市街化調整地域なら農地転用が出来る。農耕進行地域はダメ。
→もろ市街地だから、転用できると判断

・農地転用の届出を農業委員会に提出して、転用許可をもらう。許可が出るのに2週間くらいかかる。
→おれがやるのか、売り主がやるのか(売主がやってくれた)


上記をクリアするのに一ヶ月かかるわ大変でした。


これと平行して、住宅ローン(土地のみ)の申し込みもやりました。

銀行は山梨中央銀行です。売主が早く売りたいということで時間がなかったので、ここで借りました。

年収の2倍くらいだったので、結構簡単に借りれました。しかし、書類渡すために5,6回通いましたが。。


途中、売買契約書も作成し、読みあわせ、収入印紙を貼り、仲介人を入れて正式に売買を締結しました。

これは、重要事項説明書と同じで、確認のみなので別に無くてもいいらしいのですが、
途中でいらないとか売らないとか、お互い言われないように結ぶらしいです。


ほぼ終盤になってから、売主のこの一言が、

売主「司法書士さんは、あなたのほうで呼ぶものなのでお願いしますね。」

私「ですが、知り合いの司法書士の先生いないんですよ。」

売主「あらそう。・・じゃあ私の知り合いの先生で、とっても信頼のおける先生がいて、私の土地の権利書は全部その先生にお願いしているの。その先生でよければ紹介しますけど。」

私「あ、じゃあその人でお願いします。」


銀行で紹介してくれると言ってくれましたが、縁を大事にしたいと思い、こう決めました。



ここまで、素人が個人間土地の売買を行った経緯ですが、売買の相手が信頼の置ける相手で無い場合はお金払っても不動産屋を入れた方がよいと思いました。

理由は、トラブルを避けるためです。

買うといっておいて、買わなかったり、買おうとしている土地をきれいにしなかったり
いろんなことが考えられます。不動産屋を入れれば、仲介してくれるのでトラブルは起こり難いと思います。

お金で安心を買うといったところでしょうか。