埼玉(秩父)旅日記3話

3.王様再び


そして酔いつぶれるMっきーを残して ぼくらはさっそうと夕食にむかった。


バイキングだった。


和洋中そろっていて 全部はたべきれないなーと 思うほどだった。


先頭から プレートをもらって いろいろつまみながら 夕食をチョイスする。


されど、飲みすぎて それどころでない人たちは さっさとコーヒーやらをもって先に座ってまったりしていた。


おれ「あー たしかに 食欲わかないよなー あれだけ飲んだら」


夕食は四人 テーブルで みんなてきとー 座った。


おれのテーブルは まあ元気に食べる テーブルだった。


正面にはバイキングの問題児S皮がすわっている。



カレには もう慣れっこである。


たとえ、おれがなにか料理をとろうとして さっきまでいっぱいあったのが 急になかったら


それは S皮の前に 積まれているはずである。


さらに、シンガポールやグアムでのこともそれを裏付ける。




S「さてくうかー!」



どうやらカレの 獲物は蕎麦のようだ



S「うめー!」(一口目ではなんでも うまいと言う。)




T「ちょっとS皮!ほんとにそばしかたべないの?」




S「うん!」



なんだその 無邪気な返事は?




きょうは こやつのせいで 蕎麦が無くなる。


みせにすれば 大損害だ。




S「おれそばばっかりくってて いいんかなあ?」



めずらしく弱気だな。



T「そーだよ。ほかにも なにか たべなよー」



S「よーし!」


そして かれは なにかを とってきた。



S「さてくうかー!」



今度はシューマイだけかよ



T「・・・・・・・・・。」


さすがのTけざわも 苦笑いである。



見ているだけで おなかがいっぱいだが、 がんばってもうちょっとたべようと おれもとりにいった。














そして席にもどってきた。



どうやら SとTがわらっている。


なにが おきたんだ?



S「Nの 、 テーブルの下 見てみ」



そういわれたので、なにげなく 覗き込んだ。




そこには、バラバラのシューマイが ハトのえさのようにテーブルの下 いっぱいにちらかっていた。


おれ「・・・・・これどーしたの?」



どうやら 俺のいない間に S皮が シューマイをたべたらしい。




S「まじい!」



そして なかばキレぎみのS皮は 乱暴にフォークを扱うもんだから シューマイを下におとしてしまったらしい。



そして隠そうとして シューマイを蹴ったら  ばらばらに なってしまったとか。



Tけざわに シューマイを投げつけたとか




ってうわさがあるが  おれがちょこっと片したんで もんだいなし。



そして 店に迷惑を かけながら 二次会をすべく Mきのがまつログハウスへもどっていった。


TO BE COUNTED