鹿島鉄道 1986年

Kashima-bahn 1986


1986年の暮、好天に誘われ鹿島鉄道を訪ねてみました。
2007年3月の廃止から遡ること約20年、当時はまだ自衛隊百里基地への燃料輸送も健在であ
り、関東鉄道から経営分離後とはいえ、まだまだ元気な印象を受けたものです。
ここでご覧頂く画像は当時の構内の佇まいを中心に並べました。
20年前の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。

1986-12撮影
カメラ Nikon F2 35mmF2.8 50mmF1.4
フィルム イルフォード FP4


カタン カタンとレールを鳴らして
風もなく穏やかな冬の陽だまりでした。
緩くカーブを描く巴川駅のホームには数人が列車を待っていました。
やがてレールを鳴らして定刻どおり気動車がやってきました。
Tomoegawa-bhf.

庫の前で
石岡機関区ではDD13が休んでいました。
まだジェット燃料の輸送が行われていた頃なので、DD13は「輸送の主役」という感じでした。
この日は気動車の付随車を従えて留置されており、このまま走ってくれれば絵になるだろうと思いました。
Disellok DD13 171, Ishioka-remise.

模型のような情景
常陸小川駅。
貨物ホームにタンク車が留置され、側線の傍らには製材用の丸太が積まれていました。
湘南フェイスの気動車が滑込む情景は模型のレイアウトの様でした。
Hitachi-ogawa-bhf.

キハ712が軽やかに
師走の陽が西へ傾く中、鉾田行のキハ712が軽やかに鉄橋を渡って来ました。
Dieseltriebwagen 712, Hitachi-ogawa.

桃浦の木造駅舎
桃浦駅では木造の駅本屋が健在でした。
既に無人駅になっていたので駅事務室内は片付けられていました。
往時は駅員が配置され列車を見送り、出札を行っていたのでしょう。そんな情景を想像してシャッターを切りました。
Momoura-bhf.

桃浦の改札口
長年使われた木造の柵がコンクリートのタタキに影を作っていました。
目の前は霞ヶ浦。
冬の日差しが水面にキラキラと反射していました。
Momoura-bhf.

この頃のキハ431
正面にはサボ受、尾灯に円板。
晩年の金太郎塗を見慣れた目には懐かしい表情です。
桃浦駅にて。
Dieseltriebwagen 431.

保線詰所
木造の保線詰所。
左側は機材置場でしょう。手前には背の高い樹が配され、模型化に好適な雰囲気でした。
巴川駅。

タンク車が列を成し
タンク車が連なる横を地元客を乗せて気動車が発車します。

終点 鉾田
貫通型時代のキハ600型が停車する鉾田駅。
側線には塗装の疲れた有蓋車がポツンと置かれていました。
駅前にはバスやタクシーが客待ちをし、終着駅らしい活気がみられました。
Hokota-bhf.

―おわり―




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