津軽鉄道厳冬紀行1992
津軽鉄道厳冬紀行 ストーブ列車の情景
津輕鐵道巖冬紀行 1992年
Tsugaru-bahn 1992


1992年1月、僕は一年でもっとも寒い時期を狙い青森県津軽の地を訪ね、津軽鉄道を追って
みた。
当時、既に世間では津軽鉄道は観光ストーブ列車が走ところとして紹介されていたが、ストー
ブ列車は普段着の生活列車として地道に走っていたし、旧型の気動車も幅を利かせて吹雪の
中を走っていた。
何より僕が感動したのは列車ばかりでなく、鉄道員、乗客が一体となり雪景色の中で味わい深
い情景を演出していたことである。
ここでは24mmレンズを通して僕が見た厳冬津軽鉄道の情景をご覧頂く。

撮影機材:Nikon F3HP + Ai Nikkor 24mm F2.8s


無人の停留所
朝の毘沙門停留所。
ロッドの音も軽やかにストーブ列車が到着した。

客車最前部より
吹きさらしの貫通路に立ち、暫くの間機関車の牽引ぶりを見ていた。
ロッドの音が周辺に響くが、雪の所為かこもった様な音である。
運転台の窓に見える機関士の姿が印象的であった。

毘沙門を発車
鉛色の空の下、毘沙門停留所では誰も乗降することなく、静かに発車して行った。

ストーブ投炭
通学の高校生が去れば車内は静かになる。
地元の小母さんがストーブを囲み、津軽弁で話に花を咲かせる。

ストーブ列車車内にて 
朝のローカル線らしく車内は通学の高校生が目立つ。
各自それぞれ指定席があるのだろう。

交換駅で
僕が乗ってきた客車列車が気動車と交換する。
幾らか気温が上がってきたのか、ホームの足跡が黒く解けている。

下り気動車到着
前面を雪で真っ白にして気動車が金木の駅へ進入する。

予備炭
かつて洗面所があった場所にバケツに盛った石炭が置かれていた。

機関区に佇む
DLが出庫を待っている。
低く垂れこめた雪雲からこれからの天候が気になった。

木々をかすめ
芦野公園に上り列車が到着した。
駅周辺には誰もいない。

雪の芦野公園停留所
春には桜の名所である芦野公園も今は雪に埋もれている。
4ヵ月後には桜が咲いている。

交換待ち
対向列車待ちの車内放送がある。
少し曇ったガラスの向こうには列車を待つ人々の姿があった。

線路横断
上りの対向列車が到着した。
気動車の後部から見れば、列車から降りて構内踏切を渡る人の列があった。

発車合図
金木駅。
初老の駅員が気動車の運転士に向けて発車合図を送る。

雪のプラットホーム
雪雲が垂れ込めた空の下、気動車が発車を待っていた。
この列車が出て間もなく地吹雪になった。

雪中交換
地吹雪の中、駅間で撮影のち駅へ戻った。
折からの雪の中、気動車同士が交換した。
雪で若干列車が遅れていたのだろう、駅員がホームを急ぐ。

駅舎から列車を見送る
列車に乗り遅れると暫く待つことになる。
駅員は駆け込みの客がいないことを列車に伝える。
これを受けて気動車は静かに発車して行った。

年輪
厳しい津軽の冬を知り尽くした年輪を感じるお二人であった。




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