Ybbstalbahn(イップスタール線)


国鉄イップスタール線はマリアツェル線同様、ニーダーエーステライヒ州にある非電化のナロー
路線である。
この線は、亜幹線Ennstallinie(エンシュタール線)のWaidhofen(ヴァイトホーフェン)を起点に
Lunz.am.See(ルンツ・アム・ゼー)までの54kmの本線と、途中のGstadt(グシュタット)から
Ybbsitz(イップズィッツ)へ至る6kmの支線よりなる。
この路線の歴史も古く、Waidhofenへは1898年、Ybbsitzへは1896年にそれぞれ開業をしてい
る。
定期列車は可愛らしいディーセル機関車に牽かれた客車列車だが、蒸気機関車牽引の臨時
列車も頻繁に運行されている。
線路は低い山々に囲まれた平地を選ぶように進む。沿線には小さな村が点在したり、緩やか
に流れる小川が近づいたりと、実にのどかな情景が続く。


支線分岐駅 Gstadt にて
箱型のディーゼル機関車2095型に牽引されたLunz.am.See行き下り列車。後ろに客車4輛が続き、その後部に凸型機関車に引かれたYbbsitz行き列車が併結されている。この駅で若干時間停車し、分割作業が行なわれていた。
路線周辺では林業も盛んで、このように丸太を満載した貨車をよく見かけた。

上り列車を見送る
Gstadtを発車する上り列車。機関車は2095型。写真でお分かりのように、2095型はB-B配置のロッド式機関車である。その後部の客車は荷物室付の2等合造車。屋根が丸いこのタイプの客車は1930年代に製造された客車を更新したもの。

鉄橋を渡る支線列車
Ybbsitzを出た上り列車が凸型DLに牽かれてやって来た。
こんな愛らしい列車が、国鉄線の定期列車として現役活躍しているのである。
Steinmuehl〜Gstadt間にて。

小駅の佇まい
ほとんどの駅舎は開業以来のもののようであるが、いずれも美しく整備されている。ポスターのセンスから表示板のデザインまで実に洗練されており、品格の違いを感じる。
写真の2091型はいくつかの形態がある。第2次大戦前に作られた古い機関車で、車軸配置は1‐B‐1という変り種。
Waidhofen a.d Ybbs Lokalbahn駅にて。

交換待ちのひととき
下り列車を待つわずかな時間、車掌が機関士と話をしていた。
次は終点のWaidhofen である。
Waidhofen a.d Ybbs Lokalbahn駅にて。




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