国鉄型の頃 東京口の情景 


1964年の東海道新幹線開業に伴い、東海道本線の黄金時代は過去のものとなり、東海道本
線東京口は、中距離電車や伊豆方面への特急が中心になった。
しかし、1970年代には依然、新性能電車の創成期を飾った系列やEF58、EF15、20系客車が
幅を利かせ、まだまだ捨てたものではなかった。
このコーナーでは1970年代中期から80年代初頭に撮影した東京口の「普段の情景」をご紹介
する。


東京駅に停車中のEF15
昼下がり、隅田川貨物駅から荷物列車を牽引してEF15が顔を出していた。
しばしプラットホームに停車する情景は1950年代の東京駅を連想させた。
1976年撮影。
E-Lok EF15.
Tokio HBhf.

EF58 新橋進入
1970年代はEF58が主力機関車であった。
正面の窓や尾灯の改造が進行していたが、これはこれで味わいがある表情に思えた。
臨時「銀河」の回送を牽いて新橋を通過する46号機。
1977年撮影。
E-Lok EF58.
Shinbashi Bhf.

EF58重連が牽引した荷物列車
高校からの帰り道、時折品川駅の東海道下りホームに立ってはこの列車を眺めた。
停止位置には電柱が立ちはだかって写真を撮りにくかったが、4基のパンタグラフを上げたゴハチの重連は魅力十分であった。
1977年撮影。
E-Lok EF58.
Shinagawa Bhf

形式ワフ29000のトップナンバー 
新幹線の駅ができて情景が一変した品川駅東側の構内。
東海道線の下りホームに立つと、汐留方面へ出入りする貨物列車が眺められ、結構楽しめた。
辛抱強く通えば、こうした貴重な車号に遭遇できたものである。
1979年品川駅にて。
Gu"terwagen Wahu-29000.
Shinagawa Bhf

雪景色の中を下る荷物列車
雪景色は普段見慣れた情景に新鮮味を与えてくれた。
品川駅を発車して一路西へ向かう荷物列車。
床下から漏れる蒸気はいかにも冬の風情だ。
1978年、品川〜大井町間にて。
JNR Gepa"ckzug.
Shinagawa Bhf〜Ohimachi Bhf.

クモユニ突進!
大目玉クモユニ74も東京口では御馴染みの存在であった。
72系の足回りに鞭打って、新性能113系の先頭に立ったり、クモニ83と組んで走っていた。
冬の斜陽をうけて快走する姿を流し撮りしてみた。
1976年 品川〜大井町間にて。
JNR Gepa"cktriebwagen 74.
Shinagawa Bhf〜Ohimachi Bhf.

これぞ東海型
急行、普通列車として153系が元気に走っていた。
車体の裾に疲れが見られたが、冷房化改造も終え、もうひと頑張りしていた頃。
写真のクハ153−529は珍しく幌をつけていた。そこでわざわざスジを調べて撮った次第。
1980年大森付近にて。
JNR D-zug TOKAI.
Triebwagen 153.
Ohmori Bhf.

高窓 低窓
クハ153は高運転台の500番台と低運転台の0番台があった。
凛々しい顔の500番台も、穏やかな表情の0番台もそれぞれによかった。
1980年東京駅。
JNR Triebwagen 153.
Tokio HBhf.

急行東海 ヘッドサインを付けていた頃
1970年当時はヘッドサイン付、非冷房。153系が登場した頃と同じ情景が見られた。
1970年大井町にて。
JNR D-zug TOKAI.
Triebwagen 153.
Ohimachi Bhf.

屋根ペッタンコの159系
修学旅行用電車159系が一般向け改造を経て臨時列車に使われていた。
1980年代初頭、155系は既に見られなくなっていたが、159系は姿が見られた。
1982年品川駅。
JNR Triebwagen 159.
Shinagawa Bhf.

魅力の157系電車
157系電車は1段下降窓が災いして車体の腐食を早め、短命で姿を消した。
特急「あまぎ」引退直前は、車体の裾は腐食でボコボコ。一部に穴が開いていたり、ガムテープで補修をした車輛も見られた。それでも温泉客を乗せて最後のご奉公をしていた。
1976年東京駅。
JNR Expresszug AMAGI..
Triebwagen 157.
Tokio HBhf.

冬の晴天 品川へ進入の「あまぎ」
引退まであと1ヶ月に迫った頃。
当時高校1年生の僕は毎週のように157系を追っていた。
1976年 品川〜大井町間。
JNR Expresszug AMAGI..
Triebwagen 157.
Shinagawa Bhf〜Ohimachi Bhf.

80系も残っていた1976年 
「湘南電車」モハ80系も静岡より東京口まで顔を出していた。
全金属製300番台もあれば、内装がニス塗りの若番までいろいろ混じっていた。
品川〜大井町間。1976年撮影。
JNR Triebwagen 80.
Shinagawa Bhf〜Ohimachi Bhf

東京機関区で休む電気機関車群
東京機関区は電車少年にとって垂涎の場所であった。
この頃は日曜日に見学を受け付けており、親切な職員方が少年たちを案内して下さった。
1970年、小学5年生の僕が撮影した写真。
E-Lok EF58 und EF65.
Tokio Lok-Remise.

夕方といえばブルトレ
日没時刻が遅い夏場は寝台特急の撮影が十分可能である。
既に20系客車から新世代客車14系へ交代が進んでいた。
品川を出る寝台特急「みずほ」。
1976年撮影。
JNR Expresszug MIZUHO.
E-Lok EF65 und Schlafwagen14.
Shinagawa Bhf〜Ohimachi Bhf.

やっぱりP型と20系の組み合わせが最高!
EF65P型の清楚な表情、ナハネフ22型客車の優雅な曲線美。国鉄型車輛の素晴らしさの象徴のよう。
雪の日、たまたま目の前で停車をした寝台特急「あさかぜ」。
1978年 品川〜大井町間。
JNR Expresszug ASAKAZE.
E-Lok EF65 und Schlafwagen20.
Shinagawa Bhf〜Ohimachi Bhf.

20系客車の美
物心ついた頃から「あさかぜ」は憧れであった。
大きな窓、品のよい太さの3本ライン、ナハネフ22のパノラミックウインドウ・・・、正に傑作車輛のひとつである。
1977年田町駅。
JNR Expresszug ASAKAZE.
Schlafwagen20.
Tamachi Bhf.

雨を突いて
降りしきる雨の中、九州から定刻通り「みずほ」が上ってきた。
1973年大井町付近にて。
JNR Expresszug MIZUHO.
E-Lok EF65 .
Ohimachi Bhf.




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