茨城交通へ旧国鉄色気動車を訪ねて

Die Ibaraki-kotsu Minato-linie.

JR常磐線勝田駅から太平洋側に延びる非電化私鉄、茨城交通湊線。
古くから元国鉄キハ17系や他私鉄から譲渡を受けた旧型気動車が活躍することで知られた線
区である。
 旧型気動車といっても、白を基調とした茨城交通色に塗られ、「年寄りに厚化粧」のようで、
興ざめの印象を受けたものであるが、近年は旧国鉄色に塗った気動車を運行させて注目を集
めている。
 2005年秋にはキハ2004号が旧国鉄準急色に塗られて運用に入ったため、冬晴れの日を狙
って湊線を訪ねてみた。

撮影年月 2005年12月。
撮影機材 M:Leica M6 + 50mm F2.0
  O:Olympus μ15 Digital



田園地帯を行く準急色キハ2004
冬枯れの田園地帯を行く中根停留所付近。
低い陽が林の影を長く伸ばしている。
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冬木立を抜けて
民家の庭先に立つ樹木の枝先が印象的であった。
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下り阿字ヶ浦行
この日は好天の土曜日であったので沿線には撮影者が散見された。
皆さん長い望遠レンズを持参していたが、僕はいつものように標準レンズだけである。
少し高いところから下りの列車を撮ってみた。
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柔らかな冬の光を受けて快走
足元は霜が降り、靴の爪先が凍りそうであった。
しかし背中に陽射しを浴びていると列車を待つのも苦ではない。
警報機が鳴って準急色が軽やかに走ってきた。
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終着駅 阿字ヶ浦駅に到着したキハ2004
自家用車が普及する前、夏の海水浴シーズンには賑わったことであろう。
その名残である臨時改札口やシャワー小屋がみられる。
今は無人の駅舎と休車の気動車が並ぶ寂しい終着駅である。
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形式写真 キハ2004
阿字ヶ浦駅にて。
留萌鉄道が国鉄キハ22に準じた設計で発注した車輛。
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形式写真 キハ222
やはり阿字ヶ浦駅での撮影。
こちらは羽幌炭鉱鉄道からの譲渡車。
僕は初めてこの塗色を見たが、クリーム色が褐色を帯びているのが印象的であった。
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給水塔と並んで
蒸気機関車時代の遺物と並んだキハ222。
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形式写真 キハ205
2色塗りの外観といい前照灯の2灯式シールドビームといい、懐かしい国鉄キハ20の雰囲気そのもの。
それもそのはず国鉄キハ20→水島臨海鉄道→茨城交通と譲渡された気動車である。
那珂湊駅構内。
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これは古い写真?
経年で褪色したように調色してみた。
春になったら再び訪問してみたい。そんな味わい深い線区であった。
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