ガイス線 Die Gaiserbahn
 
SBB(スイス国鉄)サン・ガレンからガイスを経由してアッペンツェルへ至る路線でガイス線(Die
Gaiserbahn)と呼ばれる。
 この路線は1889年に路面鉄道サン・ガレン‐ガイス線(Die Strassenbahn St.Gallen-Gais)とし
て開業したもので、その後1904年にアッペンツェルまで開通しASt鉄道(Die Appenzeller 
Strassenbahn)となり更にSGA鉄道(Die St.Gallen-Gais-Appenzellerbahn)により運行された。
 当初は路肩を進む部分が多く、地形の起伏そのままに敷設されたためラックレールを用いた
急勾配が多かったが、1970年代より路線各所の切換え等改良が行われた結果、現在のラック
レール区間は起点のサン・ガレン付近の1箇所だけになっている。
 1989年、SGA鉄道はAB鉄道へ合併され車体の標記から「SGA」の文字が順次消滅した。
 なお、ガイス線とシュトス線は線路条件の関係で小型の電車が使用される。

 ■ガイス線(Die Gaiserbahn)
  総延長:20 .050km
  最大勾配:92‰ (ラック方式:シュトゥルプ)
  開業初年:1889年から1904年に順次延伸



サン・ガレンの町並み
サン・ガレン州の州都だけあって大きな町である。
裏町には美しい木組み壁の建物も散在する。
1991-9

起点サン・ガレン駅
ガイス線の起点。
背後の時計灯は中央郵便局の建物。それに続くように駅建物がある。左へ渡り廊下上に続いているが、渡ったところに国鉄駅がある。
低いホームの右側がガイス線の乗り場。主力電車BDeh4/4 11が停車中。
ホームの左側はトローゲナー鉄道(Die Trogenerbahn)。郊外のトローゲン(Trogen)へ向かう9.85kmの私鉄でサン・ガレン市街は路面を行く。古めかしい付随客車が見えるが、主力車輛は近代的な車輛である。
1991-9

発車するとすぐにラックレールで丘の上へ
サン・ガレンを発車した電車は国鉄線と平行して進むが、すぐに最徐行してラックレール区間へ突入する。
ラックレールと噛み合ったことを確認した電車は若干速度を上げ勾配区間へ。
急勾配の線路は半ループといった感じで曲線になる。
みるみるうちに市街地が眼下になり丘の上へと進む。
画面に見える掘建て小屋は日曜菜園の納屋兼休憩小屋。
1991-4

路面区間を行く
トイフェン(Teufen)付近の路面区間を走る3輛編成。
先頭車BDeh4/4 15の車体標記は「APPENZELLER BAHNEN」になっているが増結の中間車は「SGA」標記である。
1991-9

街道を横切る
ビューラー(Buehler)を発車した下り電車。
画面右手へ続く線路は路線改良でカーブのきつい路肩区間から移動している。
1991-4

ガイス駅の佇まい
シュトス線の分岐駅で車輛工場もあるガイス(Gais)。
画面は下り方面(アッペンツェル側)から眺めた情景。
アッペンツェルからサン・ガレンへ向かう上り電車がガイス駅へ進入しようとしている。
画面右へ延びている線路がシュトス線。
1991-9
アッペンツェルへ向かう線路は背後で180度カーブする。カーブしたところに車輛工場がある。
窓サッシュの赤枠がモダンな鉄骨造の車輛庫があり、傍らには古豪の電車がピカピカに手入れをされて留置されていた。

ガイス駅へ進入する電車
ガイス駅からアッペンツェル側を見たところ。
今、アッペンツェルからの上り電車がガイスへ進入しようとしている。
左の線路はアルトシュテッテン・シュタットへ至るシュトス線。
1991-9

道路に沿ってアッペンツェルへ快走
ザンメルプラッツ(Sammelplatz)−ヒルシュベルク(Hirschberg)間を行く電車。
画面に見える農家はこの地方によく見られる建築様式。
住居部分と直角に納屋や牛舎がつながっているつくり。
1991-9

西日を浴びて
日が西に傾く頃。
終点アッペンツェルはもうすぐ。

アッペンツェルに到着
右がガイス線の電車。先頭車はABt112。1981年の製造だ。全長は17m級。
左は本線格のアッペンツェル線の電車でこちらは19m級とやや大型。スタイルは似ているが1986年製のためライトが灯具が角型に変化している。そのようなデザインの変化も日本と似ている。
ホームを大胆に横切る線路は左にある製材工場へ向かうもの。
1991−9



Die Appenzellerbahn

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