RhB Filisur  フィリズール駅の情景

2006.4.17 UPDATE

 レーティッシェ鉄道のクール(Chur)からサン・モリッツ(St.Moriz)へ向かう列車に乗車する。
 ライヒェナウ(Reichenau-Tamins)でディセンティス(Disentis)方面への線路と分岐し、線路は
だんだん山深く入り込んでゆく。渓谷に沿ってトンネルや石橋の連続となり観光写真で有名な
ラントバッサー橋を越えトンネルを抜ければフィリズール(Filisur)である。
 フィリズール駅はダヴォス(Davos)方面への路線の分岐駅でもある。
 比較的広い構内には小さな機関庫もあり鉄道模型レイアウトのような佇まいである。
 ここではフィリズール駅の構内をご紹介する。
 
 撮影:1991年4月
 機材:Nikon F3HP 35mmF2.8 50mmF2.0
  フィルム:PKR



ラントバッサー橋を越えて
川床から65mの高さに架かるラントバッサー橋。
説明するまでもなく有名な石橋である。
この先にあるトンネルを抜ければフィリズールだ。

フィリズール駅構内へ進入する下り列車
構内に進入するまで若干の上り勾配になっている。
クールから71kmの地点、標高は1080mである。
先頭の機関車はGe4/4 U628。
621から633号機は1984年製のクループで、メーカーはSLM、BBC。
動軸4軸のEDで2300馬力。最高時速は90km/h。
一昔前の機関車であるが、スイスらしい好ましい意匠といえる。

停車中の下り普通列車
プラットホームはレールの高さと大きな差がない。
レールの間に歩行用の板が置かれており、ここを通って駅本屋との間を行き来する。
あいにくの曇天であるが、車体の赤が美しい。
画面奥はアルブラ峠へ続く山々である。

駅本屋
レーティッシェ鉄道の駅本屋は木造の建築が多い。
地方の伝統的な建築様式の流れを汲んだ設計が多いが、この駅は比較的平凡な意匠である。
中央の入り口を入れば切符売場と待合室である。
ベンチの赤が好いアクセントだ。

上り列車が到着
峠から列車が下りてきた。
先頭の機関車はGe6/6 U 705。
1965年に製造された703〜707の1輛である。
動軸6軸のEFであるが、車体が中央で切れている連接型。
2400馬力で最大速度は75km/h、メーカーはSLMとMFO、BBCである。
貨車の右に見えるホテルには現在ウェブカメラが設けてありインターネットで列車画像を配信している。

ダヴォス方面からの列車が入線
この路線は中央デッキの客車や電車が比較的短い編成を組んで運行されていた。

Ge4/4 T 602
EDタイプの機関車。
スイスでは機関車や電車に沿線の町や村の名をつける例がみられるが、この602はベルニナ(Bernina)。

2車体連結の食堂車
氷河急行にも使われる食堂車である。
この列車は氷河急行ではなく、通常の急行列車。
昼時には食堂車を連結するのである。特急でも車内販売の弁当で済ませる国からみると羨ましい限りだ。

構内の機関庫
構内の一角に小さな機関庫と転車台があった。
内部には蒸気機関車が格納されていた。

構内広告もセンス好く
田舎の駅とは思えないセンスの好い広告ポスターが貼られている。
台車の置かれたプラットホーム、その後、上屋が設けられている。

ダヴォス方面行の電車列車
先頭の制御客車、中間客車を押す形で電動車ABe4/4 500型が連結されている。
この電動車、客車5輛+貨車などという編成も見られる。スイスの電車は実に「機関車的」なのである。

汽笛が聞こえて・・・
山の向こうからスイス電機特有の「ヒャー」というような汽笛が聞こえ赤い列車が下りて来る。
先頭はGe 6/6 702。

駅前から村を眺める
小さな村である。そして美しい村である。
こうした村々が沿線に散らばっている。
線路は画面奥の山をうねりながら峠を上って行く。





LINKS フィリズール駅中継ウェブカメラ Web-Kamera am Filisur
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駅構内に隣接したホテルに設けたウェブカメラが駅に発着する列車をリアルタイムで送信!
画像は列車が到着する度に更新されます。列車ダイヤグラムも表示されます。
中継は現地の朝から夕方までとなっています。
注:K-Bahnへ戻る場合はプラウザの「戻る」をダブルクリックしてください。


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