2008.3.16 UPDATE

銚子電鉄 岬へ向かう電車

 Die Chohshi Elektrische Bahn 
-Die Kleineprivatebahn zum Kap-


このページでは灯台のある犬吠埼を巡る小私鉄 銚子電鉄の新旧の画像をご紹介します。
 僕が初めて銚子電鉄を訪ねたのは1976年のことです。今では何処をどのように歩いたのか
定かな記憶はありませんが、残っているネガフィルムから推測するに、銚子を振り出しに仲ノ
町の車庫を訪問し、観音、本銚子、西海鹿島、更には君ヶ浜まで歩いたようです。当時は仲ノ
町の車庫に2軸の客車がいたり、観音駅付近の踏切は手動式であったりしました。線路に子供
が歩いている情景も印象に残っています。それらを撮影後、終点外川まで乗車し終端の雰囲
気を撮り家路についたようです。
 その後、何回か銚子を訪ねましたが、1990年代以後は電車の色が変更になったり駅舎の雰
囲気が変わったため足が遠のいていました。
 そしていつしか約20年が経過しました。
 2007年の11月、新しい色の電車が登場したことを知り、その12月と翌1月、相次いで銚子の
地を再訪した次第です。
 ここでは1976年と1978年のモノクロ画像、それに2007年、2008年のデジタル画像をご覧いた
だきます。

1976年:Nikomat FTN、 50mm F1.4 Tri-X
1978年:Nikon F2、50mmF1.4、135mmF2.8 Neopan400



Name CDK=Choshi Denki-tetsudo Kabushiki-gaisha
(Die Chohshi Elektrischen Bahn AG.)
Betriebserfoeffnung
Juni.1923 (Chohshi - Tokawa)
Chiba-praefektur Japan
Laenge 6400m
Spurweite 1067mm
Elektrifizierung Gleichstrom 700V
Wagen Treibwagen : 6 (Nr.301,701,702,801,1001,1002)
Panoramabagen : 1 (Nr.YU101)
E-lok :1 (Nr. DEKI 3)



松の枝越しに
高校1年生の冬、初めて銚子電鉄を訪ねたときの画像から。
君ヶ浜付近を行くデハ301である。
今察するに、海が近いことを表現するために松の木を入れて撮ったようである。
今、この松は見当たらない。当時沿線には松が多かったと記憶する。
1976年2月撮影。
Der Triebwagen DEHA 301.
Diese Aufnahme ist zwischen Ashikajima und Kimigahama entstanden.
Feb.1976

蝉しぐれの木立を行く
ここからは大学1年当時のモノクロ画像である。
蝉の声がうるさいほどの8月、観音〜本銚子間の木立を行くデハ301。
モノクロ画像であるが、正面サボの蜜柑色が思い出される。
電車が来るまで線路際で待っているとズボンにベッタリと藪蚊が張り付いたことを覚えている。
1978年8月撮影。
Der Triebwagen DEHA 301 fuehrt durch den Forst.
Aug.1978

本銚子駅を見下ろす
お馴染み、本銚子駅の上にかかる歩道橋から撮った画像である。
30年後の現在も雰囲気は大きくは変わらないが駅建物の屋根や建具に変化があるほか、プラットホームもアスファルト舗装へと変わった。
電車はデハ501。上田交通から入線当時は窓周りが朱色だった。
1976年2月撮影。
Eine Triebwagen DEHA 501 erreicht die Haltestelle Moto-chohshi.
Feb.1976

本銚子の切取区間を行く
橋の上で待っていると車体を左右上下に揺らしたデハ701がやって来た。
この場所も当時は松の木が目立ったが今では印象が変わった。
1978年8月撮影。
Der Triebwagen DEHA 701 fuehrt unter die Kiefern.
Aug.1978

仲ノ町駅待合室にて
改札の柵越しに停車中のデハ101と201を眺める。
1978年8月撮影。
Der Triebwagen DEHA 101 mit den DEHA 201 im Bahnhof Nakanocho eingetroffen.
Aug.1978

醤油工場脇の側線にて
仲ノ町駅構内にあったヤマサ醤油の工場積込線。
デキ3と2軸客車ハフ1、2が留置されていた。
工場が操業中だったのか覚えていないが、炎天下、やけに静かな空間だったと記憶する。
1978年8月。
Die Sojasaucerfabrik liegt an der Nebengeleises.
Rechte ist eine kleine E-lok Nr.DEKI 3.
Aug.1978

当時のデキ3
2色塗装時代のデキ3である。
日陰での撮影であるが、日の高い8月なので程よく光が回っている。
1978年8月撮影。
Die kleine E-lok Nr. DEKI 3 gekommt aus Deutschland.
Erbauer : AEG 1922
Dienstgewicht : 10t
Laenge : 4470mm

ハフ2
当時でも「こんな客車がお客を乗せて走るのか」と思った。
一度くらい乗車すればよかったと悔やまれる。
1978年8月撮影。
Die Kleinewagen HAHU 2.

仲ノ町駅玄関から
木造の扉、窓枠。軒の灯具も時代を感じる。
改札の向こうに留置されたデハ501が見える。前掲からの2年間で塗装が変わったのが判る。
1978年8月撮影。
Alten Bahnhof Nakanocho am Aug 1978.
Hier gibt es einen Wagenremise. 

駅舎は変わらねども
前掲から30年後の撮影。
変わったもの、変わらない部分をよくご覧あれ。
2008年1月撮影。
Und heute・・・

今では貴重な・・・
近江鉄道からやってきたデハ801。
平凡な旧型車体の電車であるが、今では貴重な存在になってしまった。
90年代以後、正面に「イェーィ」のノリのヘッドマークや腰の金枠で写欲が沸かなかったが、今はだいぶスッキリした。
2007年12月撮影。
Triebwagen DEHA 801.

仲ノ町を発車するデハ1002
某出版社がスポンサーになって登場した1002のカラーは好印象を受けた。
2007年12月撮影。
TiebwagenDEHA 801 und DEHA1002.
Die Triebwagen 1002 wurde 1994 unter Verwendung des Untergestells eines ehemaligen Tokio U-Bahn Ginza-linie Triebwagen gebaut.

車庫に並んだ新色2種
古ぼけたトタン張りの建物と旧型電車が並ぶ光景を見るのは何年ぶりか。
一昔前の地方私鉄の車庫は大抵こんな雰囲気であった。
2008年1月撮影。

この日はデハ702のパンタが上がっていた
この702の復活塗装は期間限定のようである。
パンタが上がっていて運行されるのかと思ったが、単に蓄電池の充電をしただけであった。
午後にはパンタが畳まれていた。
Triebwagen DEHA 701 und DEHA 702.

デキは相変わらず綺麗
黒色になった今のデキ3。
デキ3は相変わらずの人気者で、見学者は一様にカメラを向ける。
2007年12月撮影。
E-lok DEKI 3.

この区間は今でも緑が多い
観音駅を出た下り電車は丘の腹部に敷かれた緩い勾配を登る。
線路の両側は木立と藪で、30年前と雰囲気が変わっていない。
観音〜本銚子間にて。
2008年1月撮影。
Jan. 2008 bei Moto-chohshi.

再び本銚子駅を見下ろす
前掲1976年撮影の画像と比較すると変化の様子がよく分かる。
2008年1月撮影。
Eine Triebwagen DEHA 801 erreicht die Haltestelle Moto-chohshi.
Jan. 2008

陽光を浴びて長閑に走る
しっかり結球したキャベツ畑の向こうを外川行きが走り抜ける。
2007年12月撮影。
Diese Aufnahme ist zwischen Ashikajima und Kimigahama entstanden.

キャベツ畑を行くデハ801
海鹿島〜君ヶ浜間は人家が入らずに撮影できる希少な区間である。
両側は広いキャベツ畑。
背後に太平洋の水平線が見える。
立春が近く日差しが暖かであった。
2008年3月撮影。
Der Triebwagen 801 fuehrt durch den Kohlfeld.
Maer. 2008

灯台を望んで走る
灯台が見えると銚子電鉄に乗っていることを実感する。
2008年3月撮影。
Von hier aus sieht man den Leuchtturn und meer.
Diese Aufnahme ist zwischen Ashikajima und Kimigahama entstanden.

人家が増えたことを実感
冬の陽を浴びてキャベツ畑では薬剤散布に余念が無い。
周囲を見れば真新しい住宅が並んでいた。
犬吠駅付近にて。
2007年12月撮影。
Es gibt doch so viele Nebengeleises an der Bahn.
Dec. 2007 bei Inubo.

犬吠崎の灯台
好天に誘われ犬吠駅から灯台まで歩いてみた。
周辺は思いのほか観光客で盛況であった。
2008年3月撮影。
der Inubozaki-leuchtturn.

外川へ向けてラストスパート!
観光客で混雑する車内は犬吠駅まで。
大半の乗客を降ろした電車は軽やかにキャベツ畑をかすめて行った。
2007年12月撮影。
Ein neuerfarbe 1001 danpft von Inubo nach Tokawa.

終着駅外川
外川駅は駅舎も線路配置も30年前の雰囲気のままであった。
いつかこの街の民宿に泊まって旨い魚で一杯やりたいと思ってきたが、未だ実現できていない。
午後の光の中、デハ1001が発車時刻を待っていた。
2007年12月撮影。
In Tokawa Bahnhof wartet der Triebwagen 1001.
−おわり−




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