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高校1年生の冬、初めて銚子電鉄を訪ねたときの画像から。
君ヶ浜付近を行くデハ301である。
今察するに、海が近いことを表現するために松の木を入れて撮ったようである。
今、この松は見当たらない。当時沿線には松が多かったと記憶する。
1976年2月撮影。
Der Triebwagen DEHA 301.
Diese Aufnahme ist zwischen Ashikajima und Kimigahama entstanden.
Feb.1976 |
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ここからは大学1年当時のモノクロ画像である。
蝉の声がうるさいほどの8月、観音〜本銚子間の木立を行くデハ301。
モノクロ画像であるが、正面サボの蜜柑色が思い出される。
電車が来るまで線路際で待っているとズボンにベッタリと藪蚊が張り付いたことを覚えている。
1978年8月撮影。
Der Triebwagen DEHA 301 fuehrt durch den Forst.
Aug.1978 |
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お馴染み、本銚子駅の上にかかる歩道橋から撮った画像である。
30年後の現在も雰囲気は大きくは変わらないが駅建物の屋根や建具に変化があるほか、プラットホームもアスファルト舗装へと変わった。
電車はデハ501。上田交通から入線当時は窓周りが朱色だった。
1976年2月撮影。
Eine Triebwagen DEHA 501 erreicht die Haltestelle Moto-chohshi.
Feb.1976 |
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橋の上で待っていると車体を左右上下に揺らしたデハ701がやって来た。
この場所も当時は松の木が目立ったが今では印象が変わった。
1978年8月撮影。
Der Triebwagen DEHA 701 fuehrt unter die Kiefern.
Aug.1978 |
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改札の柵越しに停車中のデハ101と201を眺める。
1978年8月撮影。
Der Triebwagen DEHA 101 mit den DEHA 201 im Bahnhof Nakanocho eingetroffen.
Aug.1978 |
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仲ノ町駅構内にあったヤマサ醤油の工場積込線。
デキ3と2軸客車ハフ1、2が留置されていた。
工場が操業中だったのか覚えていないが、炎天下、やけに静かな空間だったと記憶する。
1978年8月。
Die Sojasaucerfabrik liegt an der Nebengeleises.
Rechte ist eine kleine E-lok Nr.DEKI 3.
Aug.1978 |
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2色塗装時代のデキ3である。
日陰での撮影であるが、日の高い8月なので程よく光が回っている。
1978年8月撮影。
Die kleine E-lok Nr. DEKI 3 gekommt aus Deutschland.
Erbauer : AEG 1922
Dienstgewicht : 10t
Laenge : 4470mm |
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当時でも「こんな客車がお客を乗せて走るのか」と思った。
一度くらい乗車すればよかったと悔やまれる。
1978年8月撮影。
Die Kleinewagen HAHU 2. |
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木造の扉、窓枠。軒の灯具も時代を感じる。
改札の向こうに留置されたデハ501が見える。前掲からの2年間で塗装が変わったのが判る。
1978年8月撮影。
Alten Bahnhof Nakanocho am Aug 1978.
Hier gibt es einen Wagenremise. |
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前掲から30年後の撮影。
変わったもの、変わらない部分をよくご覧あれ。
2008年1月撮影。
Und heute・・・ |
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近江鉄道からやってきたデハ801。
平凡な旧型車体の電車であるが、今では貴重な存在になってしまった。
90年代以後、正面に「イェーィ」のノリのヘッドマークや腰の金枠で写欲が沸かなかったが、今はだいぶスッキリした。
2007年12月撮影。
Triebwagen DEHA 801. |
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某出版社がスポンサーになって登場した1002のカラーは好印象を受けた。
2007年12月撮影。
TiebwagenDEHA 801 und DEHA1002.
Die Triebwagen 1002 wurde 1994 unter Verwendung des Untergestells eines ehemaligen Tokio U-Bahn Ginza-linie Triebwagen gebaut. |
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古ぼけたトタン張りの建物と旧型電車が並ぶ光景を見るのは何年ぶりか。
一昔前の地方私鉄の車庫は大抵こんな雰囲気であった。
2008年1月撮影。 |
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この702の復活塗装は期間限定のようである。
パンタが上がっていて運行されるのかと思ったが、単に蓄電池の充電をしただけであった。
午後にはパンタが畳まれていた。
Triebwagen DEHA 701 und DEHA 702. |
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黒色になった今のデキ3。
デキ3は相変わらずの人気者で、見学者は一様にカメラを向ける。
2007年12月撮影。
E-lok DEKI 3. |
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観音駅を出た下り電車は丘の腹部に敷かれた緩い勾配を登る。
線路の両側は木立と藪で、30年前と雰囲気が変わっていない。
観音〜本銚子間にて。
2008年1月撮影。
Jan. 2008 bei Moto-chohshi. |
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前掲1976年撮影の画像と比較すると変化の様子がよく分かる。
2008年1月撮影。
Eine Triebwagen DEHA 801 erreicht die Haltestelle Moto-chohshi.
Jan. 2008 |
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しっかり結球したキャベツ畑の向こうを外川行きが走り抜ける。
2007年12月撮影。
Diese Aufnahme ist zwischen Ashikajima und Kimigahama entstanden. |
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海鹿島〜君ヶ浜間は人家が入らずに撮影できる希少な区間である。
両側は広いキャベツ畑。
背後に太平洋の水平線が見える。
立春が近く日差しが暖かであった。
2008年3月撮影。
Der Triebwagen 801 fuehrt durch den Kohlfeld.
Maer. 2008 |
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灯台が見えると銚子電鉄に乗っていることを実感する。
2008年3月撮影。
Von hier aus sieht man den Leuchtturn und meer.
Diese Aufnahme ist zwischen Ashikajima und Kimigahama entstanden. |
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冬の陽を浴びてキャベツ畑では薬剤散布に余念が無い。
周囲を見れば真新しい住宅が並んでいた。
犬吠駅付近にて。
2007年12月撮影。
Es gibt doch so viele Nebengeleises an der Bahn.
Dec. 2007 bei Inubo. |
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好天に誘われ犬吠駅から灯台まで歩いてみた。
周辺は思いのほか観光客で盛況であった。
2008年3月撮影。
der Inubozaki-leuchtturn. |
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観光客で混雑する車内は犬吠駅まで。
大半の乗客を降ろした電車は軽やかにキャベツ畑をかすめて行った。
2007年12月撮影。
Ein neuerfarbe 1001 danpft von Inubo nach Tokawa. |
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外川駅は駅舎も線路配置も30年前の雰囲気のままであった。
いつかこの街の民宿に泊まって旨い魚で一杯やりたいと思ってきたが、未だ実現できていない。
午後の光の中、デハ1001が発車時刻を待っていた。
2007年12月撮影。
In Tokawa Bahnhof wartet der Triebwagen 1001.
−おわり− |
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