夜尿症ナビ

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日本渡航学会

 日本渡航学会認定医として掲載。

AHS Japan

  30万人の世界中の赤ちゃんが使用している頭の形の歪みを再成形するヘルメットの会社

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                          臍突出症・臍ヘルニア
 臍は、臍の緒が母体から切り離され乾燥脱落した断端が瘢痕収縮して凹んだものです。
 臍輪(臍の緒が腹腔内から左右の腹直筋の間を貫いて体外に出る部分)は、繊維が臍の緒の周囲をしっかりと輪状にとりまいていて、腸管が腹壁外にとびださないようになっています。
 いわゆる”でべそ”は、臍が不自然に突出した状態で、以下の2つに区分されます。
 1)臍突出症:
 臍輪は閉じていますが おへその断端の皮膚や皮下の瘢痕組織が余ってしまっており、引っ込まないでいる状態です。
 2)臍ヘルニア:
 臍輪が開いていて腹腔内容が腹膜に包まれた形で脱出した状態です。
 生後1カ月頃に臍部が突出することで気づかれ,新生児の約4%に発生します。生後2~3カ月頃に最大となり,その後縮小していく経過をとることが多く,1歳までに約80%が自然治癒します。
 しかし、経過観察中に他人から「でべそ」の存在を指摘されるなど両親の精神的負担が大きいことや,ヘルニアの増大により「おへそ」が膨隆し,皮膚にたるみが生じ、そのため自然治癒後に「おへそ」の醜形を残すこと,さらにその醜形に対しての美容的観点から手術も難しい状況など多くの問題がありました。
 近年おへそに醜形を残さず、早期に自然治癒を促すことを目的に、早い時期からスポンジ圧迫による保存的治療法を行うようになりました。
 当院では、以前から施行されている皮膚かぶれのリスクを改善したテープを使用した指導しております。そのためより効果の高い長期圧迫が可能になりました。
 なお早期介入効果が高いこと、またヘルニア門が臍輪より上方にある治りにくいタイプの評価も重要なことから遅くとも6ヶ月健診(可能ならば3・4ヶ月健診)までの早期相談をお勧めしております。

早期介入推奨各種疾患について

日本形成外科学会から引用

                                     頭の形かたちの歪み
 「位置的頭蓋変形症」は、出生前あるいは出生後(またはその両方)の頭の形成途中で頭蓋骨がまだ柔らかい時期に、偏った外力がその形成を妨げ続けた結果起こるものです。
 乳幼児突然死症候群(SIDS)撲滅のため、1992年に乳幼児の仰向け寝が推進され始めてから、赤ちゃんが自力で体位変換できるようになるまで仰向け寝で寝かせられるようになりました。その後突然死は減少しましたが、仰向け寝が赤ちゃんの体位と運動を制限し、後頭部が扁平になる赤ちゃんが急増 し近年米国小児科学会から頭蓋変形への積極的な対応のガイドラインが提示されています。
 ベビーカーやカーシート、キャリアー、ゆりかご等の硬い表面に長時間赤ちゃんを仰向けで休ませた場合、あるいは日常的にそれらを使用した場合にも後頭部の扁平の影響が考慮されます。
 利き腕またはその反対側の腕ばかりで赤ちゃんを抱っこしている傾向がある場合もその頭を支えている個所に偏った圧力が加わり、変形を来たすことが危惧されます。
 頭の形状とその影響に対して非常に関心が高い米国においては、位置的頭蓋変形症の赤ちゃんの発症率は、統計によると1/60人~1/300人と報告されており決して少なくありません。
 当院は開院当初から乳幼児の頭蓋骨の歪みをRemolding(再成形)するためのリモルディングヘルメットの専門外来の病院にご紹介をしておりました。
 最近ご相談を受ける事、また当院での診断とフォローアップも希望され方が多くなってきたことから当院での対応システムを保険診療で構築させていただきました。

 1)初診の方のご相談ご予約方法:
 当院自動対応℡03−5475−3260受付案内ご利用をお願い致します。
 2)新生時期からまた乳児健診でのご相談:
    より良い効果を考慮することから新生児期早期から遅くとも3・4ヶ月健診で 
 のご予約を推奨致します。現在保険診療でのご評価となりますのでご安心ください。
※最近電話が繋がりにくくなっておりご迷惑をおかけしております。

                 ★★★当院での評価の流れ★★★
・問診および頭の形の理学的所見評価
・院内での簡易頭蓋歪み測定評価


                              <異常なし〜軽症例>
*”腹這い時間ツール(Tummy Time Tools)”指導とフォローアップ

                              <中等症以上の歪み例>
*”腹這い時間ツール(Tummy Time Tools)”指導
*アクティブバンドのリモルディングヘルメット提供施設(AHS Japan)への受診方法のご説明

*適応決定有りの場合再度当院へのご予約


*当院「頭蓋骨縫合早期癒合症」等の有無のレントゲン評価後指示書発行

* AHS Japanにご連絡
*皮膚トラブル等の当院でのフォローアップ
(なお夏季は要注意ですが、当院での処方で対応可能です。)

                  ★★★ヘルメット作成前で大切なこと★★★
 頭蓋骨縫合早期癒合症は、7つの頭蓋骨のつなぎ目(頭蓋縫合)がうまれつき閉じている疾患です。1万人に1〜2人の頻度です。
 診察だけでは診断は困難ですので、頭部レントゲン撮影必要により3DーCT等の精密検査が必要です。この疾患が疑わしい時は基幹病院にご紹介となります。https://atamanokatachi.wixsite.com/back-to-sleep--tummyhttps://www.ahsjapan.com/https://www.ahsjapan.com/shapeimage_5_link_0shapeimage_5_link_1shapeimage_5_link_2
                                     小児慢性機能性便秘症
             *小児期に便秘を発症しやすい時期や契機*
①乳児における母乳から人工乳への移行,あるいは離乳食の開始,
②幼児におけるトイレットトレーニング,
③学童における通学の開始や学校での排泄の回避

                                        *家族歴*
便秘の子どもの親または同胞の30~62% が便秘で家族内集積

                                     *発症のピーク*
2~4 歳のトイレットトレーニングの時期
(排便時の痛みや不適切なトイレットトレーニングなどによる不快な排泄を繰り返すことで,意識的にあるいは無意識的に排便を避けるようになる可能性がある)

                                        *合併症*
約40%(女児66%,男児25%)に再発性尿路感染症をきたし,同様に遺尿

                      *慢性化および高い再発率*
4 歳以下で便秘と診断された患児の40%以上が学齢期になっても便秘による症状が残る

最初の受診年齢が2 歳より年長であると有意に予後が悪く,5 歳以上の小児期に来院した便秘患児の25% 程度が成人の便秘へ移行する.
予後不良因子としては,発症年齢が高いこと,発症から初診までの期間が長いこと,初診時の排便回数が少ないことが挙げられる

                           *治療上のご理解* 
 便秘は気づきにくく慢性化再発のリスク、成人に至っては、成人のQOLにも影響(循環器疾患等)をきたすこが判明しています。早期介入が重要と思われます。
 近年海外で第一選択の薬剤が発売されました。浣腸でも排便のない便かいにも効果がありました。
 以前の治療では、治療薬の減量・中止が早すぎると再発しやすく,薬物維持治療には通常6~24 か月を必要としました。排便困難がなく規則的な排便が習得できても,数週間は服薬をそのまま継続し,その後数か月をかけて徐々に治療薬の減量,中止を検討されていました。
 一方現在最新薬使用の多くの方は、1〜2週間で自立排便が可能になっています。
 内服方法、内服期間等使用経験から各個人にあわせた提案が重要と思われます。

                 *難渋している習慣性便秘のお母様方へ*  
 将来のQOLの影響も考え、お子様と一緒にお母様方も新しい薬剤への変更を考慮されてみてはいかがでしょうか。
           当院のチャイルドシートCar seatの選定装着について

 最近インターネット通販において、未認証チャイルドシート(日本の安全基準に適合している事を示すマークが表示されていない)が販売使用されていることの危険性が国土交通省から報告されました。
 装着する車に適合した日本の安全基準(UN(ECE)-R44/04*1,UN(ECE)-R129*2,FMVSS No.123*3)認定の未使用のチャイルドシートをご使用ください。
 なおエアーバックのある助手席に乳幼児を装着しているお車を目にする事が少なくありませんので、正しく装着管理するこも大切です。

*1:UN(ECE)-R44/04:
 国連欧州経済委員会United Nations Economic Commission for Europeで制定された自動車に関する規則の内、4回改訂されたチャイルドシートの安全基準。
 本邦はチャイルドシートの安全基準をECE組織の作成した自動車基準調和世界フォーラム(World Forum for Harmonization of Vehicle Regulation)の加盟国であることから欧州基準を採用しています。

*2:UN(ECE)-R129:
 ECEで2013年に制定されたアイソフィックス装着タイプのチャイルドシートの安全基準。
 2018年9月以降の本邦のアイソフィックス装着タイプのチャイルドシートは、UN-R129の適合義務が必要になりました。
 各メーカーが適合車種の情報をHPに掲載しています。装着する車のメーカー、車種、型式、年式をご確認されてください。

*3:FMVSS No.123:
 自動車先進国米国の運輸省道路交通安全局NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)の連邦自動車安全基準Federal Motor Vehicle Safety Standards(FMVSS) 内のチャイルドシート安全基準。
 ECE同様に日本での使用は認定されています。
 一方、ECE認定の日本のチャイルドシートはハワイ州をはじめ米国での使用は認められておりませんのでご注意ください。https://www.mlit.go.jp/jidosha/child/shapeimage_7_link_0

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