国鉄会津線が1987年に第三セクター化されたもの。前年に開業した野岩鉄道と直通運転が行われている。
気動車
 AT-100・200形  
 会津鉄道開業時の車両で、16m級のNDC。100形は一般車、200形はイベント列車陽で、200形のみ非貫通車であった。AT-103がお座敷車に改造されて長く残っていたが、2016年6月に運用を終えている。

  1987.7.16 営業運転開始
  2000.7.20 AT-103がお座敷車両として運用開始
  2005    一般車の運用終了
  2016.6   AT-103の運用終了
1987.8 AT-100形:会津若松駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
AT-100形 101-105
151-155
10 新造 1987.5-6 2019.3
AT-200形 201-202 2 新造 1987.6 2004.3
 AT-300形
 JRのキハ30形を改造したという、異色のトロッコ車両。2010年に新造トロッコ車両のAT-351に置き換わった。芦ノ牧温泉駅で保存されている。

  1999.4.29 営業運転開始
  2009    運用終了
 
2016.10 AT-301:芦ノ牧温泉駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
AT-300形 301 1 JRキハ30-18 1999.3 2010.2
 キハ8500系
 優等列車向けに、名鉄キハ8500系を譲り受けたもの。名鉄時代とほぼ同じ塗装で、「AIZUマウントエクスプレス」などに使用されていた。2両が那珂川清流鉄道保存会、2両がやすらぎの郷会津村で保存されていたが、後者はマレーシアに譲渡されている。

  2002.3.23 営業運転開始
  2010.5.30 営業運転終了
2018.5 那珂川清流鉄道保存会
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
キハ8500系 8501-04、8551 5 名鉄8500系 2001.12 2010.5
 AT-400形
 観光列車向けに、JRキハ40形を改造した展望車。「風覧望」という愛称がある。トロッコ車のAT-301、お座敷車のAT-103と組んで、「お座トロ展望列車」などで運用された。AT-301の引退後はAT-351などと組んでいる。2021年に、塗装が変更された。

  2003.4.26 営業運転開始
  2021.7   外装リニューアル
2016.10 :芦ノ牧温泉駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
AT-400形 401 1 JRキハ40-511 2003.3
 AT-350形
 AT-301を置換えるために登場した、2代目のトロッコ車両。AT-103、AT-401などと組んで運用されている。2021年に、塗装が変更された。

  2010.2.6 営業運転開始
  2021.7  外装リニューアル
   
2016.10 :芦ノ牧温泉駅   2021.10 南若松〜門田間
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
AT-350形 351 1 新造 2009.12
 AT-500・600形
 開業以来使用されていたAT-100・200形を置き換えるために登場した、新潟トランシス製のNDC。車体は18m級となった。500形は一般車、600形は転換クロスシートの優等向けで、「AIZU尾瀬エクスプレス」などに使用されている。外観は、緑とオレンジの帯が逆になっていることで区別できる。

  2004.3.25 AT-500形の営業運転開始
  2005.12.20 AT-600形の営業運転開始
 
2016.10 AT-500形:会津田島駅  2016.10 AT-600形:会津若松駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
AT-500形 501-502
551-552
4 新造 2004.3-12
AT-600形 601、651-652 3 新造 2005.12
 AT-700形
 「AIZUマウントエクスプレス」のキハ8500系を置き換えるために登場したもの。AT-500・600形とほぼ同型であるが、回転リクライニングシート装備、赤色の専用塗装となっている。

  2010.5.30 営業運転開始
2016.10 芦ノ牧温泉駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
AT-700形 701、751-752 3 新造 2010.4
電車
 6050系
 1990年10月の、会津田島〜会津高原間電化にともなって導入された、会津鉄道唯一の電車。東武6050系と同型で、一度東武が購入したものを譲り受けるという形態をとっているが、完全な新車である。1編成しかないので、なかなか見る機会が無く、たまに見ると6両編成の中間に入っていたりする。まともに見られたのは、下の写真の時だけである。2022年3月に運用を終え、会津鉄道の保有する電車は無くなった。
 
2019.8 新栃木駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
デハ6150形
クハ6250形
62101
62201
2 新造 1990.8 2022.3
形式別車両数
種類 形式 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020  備考
DC キハ8500形 5 4 AIZUマウントEXP
AT-100・200形 12 12 12 5 1 1
AT-300形 1 1 トロッコ車
AT-400形 1 1 1 1
AT-500・600形 4 7 7 7
AT-700形 3 3 AIZUマウントEXP
AT-350形 1 1 1 トロッコ車
EC 6050系 2 2 2 2 2 2
年表

  1927.11.1 国鉄会津線西若松〜上三寄間開業
  1953.11.8 国鉄会津線西若松〜会津滝ノ原間全通
  1986.11.10 会津鉄道設立
  1987.7.16  JR会津線西若松〜会津高原間57.4kmを引継ぎ開業
  1990.10.12 会津田島〜会津高原間電化
  2006.3.18  会津高原駅が会津高原尾瀬口と改称

会津鉄道