秋保温泉の湯治客輸送と石材輸送を目的とした鉄道。最後は仙南交通に合併されるが、その時には廃止が事実上決まっていたようである。

  1914.12.23 秋保石材軌道長町〜湯元(のちの秋保温泉)間開業(馬車軌道)
  1922.10.29 秋保石材電気軌道と改称(25.1.12秋保電気軌道、44.8.1秋保電気鉄道と改称)
  1925.6.14  電気運転開始
  1959.7.1   合併により仙南交通となる
  1961.5.8   全線廃止
1941 1949 1955 1960
 輸送人員(千人/日) 1.8 4.5 3.6 1.9
 輸送密度(千人/日) 不明 1.7 1.4 0.7
 貨物輸送量(万t/年) 0.7 0.3 0.3 0.2
営業係数 65 100 100 162
廃線跡
 長町〜秋保温泉16.0km
 起点の長町付近は、区画整理が進んでいるので痕跡はないかと思ったが、廃線跡と思われる狭い道路や空間がまだ残されていた。
2009.3 長町〜長町南間@
 旗立付近は廃線跡がバス専用道路になるという先進的な事例になっている。その先の2つのトンネルも現役であった。終点の秋保温泉には車両が展示してあるが、駅跡とは位置が違うようである。
2010.3 旗立〜太白山間A
バス専用道路
2010.3 旗立〜太白山間A
第1号トンネル
2010.3 萩の台〜茂庭間B
第2号トンネル
2010.3 秋保温泉駅跡C

秋保電気鉄道