現在のアルジェリアは、アッバース朝によってイスラム勢力下に入り、10世紀以降はチュニジアとモロッコに相次いで誕生したベルベル系イスラム王朝の支配下となる。11〜12世紀に独自の地方政権ハンマード朝、13〜16世紀にはザイヤーン朝が成立するが、いずれも勢力範囲は小さいものだった。1550年、ザイヤーン朝がオスマン帝国に滅ぼされてアルジェリアのイスラム政権は消滅している。 1015〜1152年 ハンマード朝(ベニハマッド) 1236〜1550年 ザイヤーン朝(トレムセン) |
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ガルダイヤ県 | |
ムザブの谷(世界遺産) | |
イスラム主流派に追われた「清教徒」ムザブ族が11世紀に移り住んだ地。キュビズム的な独特の景観は欧州の建築家に大きな影響を与えたという。ベニ・イスゲンとガルダイヤの2つの街を訪れたが、ベニ・イスゲンでは人を撮ってはいけないという決まりがあり、大いに緊張した。結婚した女性は、今でも片目しか出ないように全身を覆っており、時代を遡ったような感覚になった。 | |
2006.5 ベニ・イスゲン | 2006.5 ガルダイヤ |
☆世界遺産「ムザブの谷」 1982年登録 ガルダイヤ、ベニ・イスゲン、エル・アトゥフ、メリカ、ブ・ヌラ、ベリアン、ゲララ |
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ベジャイア県 | |
ベニ・ハンマード(世界遺産) | |
11世紀にハンマード朝がファーティマ朝から独立し、東アルジェリアを支配したときの首都。80年後にはアラブの襲撃によって廃墟となった。世界遺産になっているのが不思議なほど残っているものは少ないが、ミナレットはセビリアのヒラルダの塔やマラケシュの塔のモデルになったとのことである。 | |
2006.5 | 2006.5 |
☆世界遺産「ベニ・ハンマードの要塞」 1980年登録 |
ハンマード朝