前身は摂津鉄道で、開業は19世紀に遡る。現在の尼崎〜塚口間が開業した後は支線となり、1901年には早くも役割を失ったように休止されるが、国鉄買収後に復活した。最後まで貨物中心の路線で、旅客列車は少なく、利用者も1日40人ほどしかいなかった。

  1893.12.12 摂津鉄道尼ヶ崎(のちの尼崎港)〜池田間開業
  1897.2.16  阪鶴鉄道に譲渡
  1898.6.8   神崎(現尼崎)〜塚口間開業により尼ヶ崎〜塚口間は支線となる
  1901     全線休止(1905.7.13営業再開)
  1907.8.1   買収
  1911.9.6   客扱い再開
  1981.4.1   客扱い廃止
  1984.2.1   全線廃止  
  1960 1965 1970 1973 1977 1980
 輸送人員(千人/日) 0.4 0.3 0.1 0.05 0.04 0.04
 貨物輸送量(万t/年) 58.8 50.4 58.3 48.2 不明 不明
廃線跡
 塚口〜尼崎港4.6km
 ここの最大の遺構は尼崎からすぐの所にある橋脚で、前後は完全に取り壊されているので残っているのが不思議である。その先は住宅地の中の道路などになっているが、終点が近くなるとまったくわからなくなった。
2006.9 尼崎-金楽寺間@ 2006.9 金楽寺付近A
 
2006.9 尼崎港付近B  

福知山線尼崎港支線