戦前の沖縄を除くと、日本唯一となる「島の鉄道」。地元有力者が中心となって、町の補助なども受けて建設された。戦後に電化され、地方私鉄としては利用者が比較的多かったようであるが、淡路交通はバス事業も行っていたため早く鉄道に見切りをつけ、1966年に廃止された。

  1922.11.26 淡路鉄道洲本口〜市村間開業(23.11.20市村〜賀集、25.5.1洲本〜洲本口延伸)
  1925.6.1   賀集〜福良間延伸により全通
  1943.7.1   合併により淡路交通と改称
  1948.2.1   電化
  1966.10.1  全線廃止 
   1941 1949 1955 1960 1965
 輸送人員(千人/日) 3.2 5.3 5.8 7.7 5.6
 輸送密度(千人/日) 1.6 2.4 2.6 3.4 不明
 貨物輸送量(万t/年) 2.6 0.5 0.5
営業係数 79 89 92 93 120
廃線跡
 洲本〜福良23.4km
 廃線跡の多くは道路に転用されているが、納〜淡路広田間の前後は鉄道の路盤がそのまま残されている。僅かながら橋台が残っている所もあった。
2009.12 洲本駅跡@ 2009.12 下加茂〜先山間A
2009.12 納〜淡路広田間B 2009.12 納〜淡路広田間B
2009.12 福良駅跡C

淡路交通