タイ中部のアユタヤ王朝は、1351年に成立したとされ、15世紀にはタイ北部のスコータイ王朝を併合して東南アジア最大の勢力となった。1569年に一度はビルマに占領されるが、20年ほどで独立を回復、17世紀にはオランダやフランスなどとの交易により栄えた。しかし1767年に再びビルマのコンバウン王朝が侵攻、アユタヤ王朝は滅亡した。

タイ
 アユタヤ(世界遺産)  
 400年にわたって栄えた、アユタヤ王朝の都。ビルマによってアユタヤ王朝が滅亡した際、街は徹底的に破壊されたが、廃墟となった寺院があちこちに点在している。バンコクからの日帰りツアーで訪れたが、2ヶ所しか訪問せず不満が残った。
 最初に行ったのは、中心部からかなり離れたところにある、ワット・ヤイ・チャイ・モンコン。1592年にナレースワン王が建てた、アユタヤで最も高い仏塔がある。ここは廃墟ではなく現役の寺院で、お祈りをしている人も多かった。
2019.10 ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
 2ヶ所目は、アユタヤ王朝の初期に建立したと言われるワット・マハタート。崩れかけた多くの建物が残っている。木の根に覆われた仏像の頭部は、アユタヤの象徴のようになっている。
2019.10 ワット・マハタート
 ☆世界遺産「古都アユタヤ」  1976年登録

アユタヤ王朝