14世紀、メキシコ中央高原にアステカ王国が成立し、領土を広げる。そして1428年、テスココと共闘して最大勢力であるアスカポツァルコを倒し、アステカ帝国が誕生した。短期間のうちに大帝国を築いたアステカであったが、1521年、スペインのコルテスによってあっさりと滅ぼされている。アステカには、白い肌をもつケツァコアトル神が戻ってくるという伝説があったため、侵略者を神様と考えたともいわれている。

メキシコ州
 テノチティトラン(世界遺産)
 1325年に建設されたアステカの首都。当時は巨大な湖の中にある島だったということだが、スペイン軍によって街は完全に破壊された。現在は大都市メキシコシティの真ん中に僅かに跡が残るのみで、当時の姿を想像することはとてもできなかった。 
1997.1 テンプロ・マヨール
 ☆世界遺産「メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ」  1987年登録

アステカ帝国