中央本線の特急「あずさ」を高速化するために開発された、JR東日本唯一の振り子式電車。車体は鋼製で、卵形の独特な断面形状。台車はボルスタレスで、制御付振り子装置を付けたDT62とTR247。主電動機はMT69(1時間定格出力150kW)。駆動はTDカルダン、制御はGTO素子のVVVFインバータ、制動は電気指令式(回生併用)で抑速ブレーキ・耐雪ブレーキ付きである。基本編成は2M2Tの8両編成で、うち1両がグリーン車。付属編成は2M2Tの4両編成である。
 1993年12月に「スーパーあずさ」として営業を開始。基本・付属それぞれ5本製造されている。特殊な構造であったため他線区への転属は行われず、E353系に置換えられて2018年に営業運転を終えた。保存車も無く、すべて解体されている。

  1993.12.23 臨時「あずさ」にて営業運転開始
  1994.12.3  特急「スーパーあずさ」として本格運用開始
  2018.3.17  定期運用終了
  2018.4.7   最後の営業運転
2016.8 国分寺駅
 番号 M
350
M
351
Tc
350
Tc
351
T
351
 Ts
351
 前歴  登場  消滅  備考
1001-1004 4 4 2 2 2 新製 1993.9-10 2018.4 試作車   
1101-1102 2 2 2
1201-1202 2
1301-1302 2
3-5、5-10 6 6 3 3 3 3 1995.12-96.1 2018.4 量産車
103-105 3 3 3 3
車両配置表

1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018
松本 24 60 60 60 60 60 60 60 60 36
E351系