蓮田から岩槻を経由して川口までという、現在の埼玉高速鉄道とほぼ同じルートに計画された鉄道。なぜか郊外側から建設していったため、都心方向へ乗継できずほとんど利用者がいなかった。そして神根まで延伸した僅か2年後に経営難から廃止となっている。

  1924.10.19 蓮田〜岩槻間開業
  1928.12.25 岩槻〜武州大門間延伸
  1936.12.31 武州大門〜神根間延伸
  1938.9.2   全線廃止

 
廃線跡
 蓮田〜神根17.3km 
 最初に廃線跡を見たのは2011年。岩槻の市街地に、不自然な空間があるのですぐわかった。この時は仕事だったのでこれ以上の探訪はできなかった。
2011.8 岩槻本通駅跡C
 2度目の探訪は、廃止時の終点神根から北へ。武州大門の北までは、国道に吸収されて鉄道の痕跡はどこにもなかった。
2013.12 神根駅跡@ 2013.12 行衛駅跡A
2013.12 武州大門駅跡B
 3度目の探訪は、逆に蓮田から南下する。ここは廃線跡の敷地がそのまま残されていたり、細い生活道路になっていたりと、廃止から70年以上たっていても名残を感じられた。
2014.1 蓮田〜馬込間G 2014.1 馬込駅付近F
廃線跡だけ草むらになっている
2014.1 馬込〜河合間E 2014.1 河合駅付近D
 

武州鉄道