カナダには、17世紀はじめからイギリス、フランスの植民地が建設されていたが、1763年にフランスがカナダを放棄したため、英領カナダとなる。1783年にアメリカ合衆国が成立した後もカナダ独立の動きは進まず、1867年にようやく「カナダの名の下の1つの自治領」となった。完全な独立まではさらに時間がかかり、1931年に独立承認、そしてカナダが完全に主権国家となったのは1982年のことである。

オンタリオ州
 トロント
 1793年に「ヨーク」という名で街が建設され、アッパーカナダの首都となる。移民の流入などにより人口が急増し、現在ではカナダ最大の都市となっている。ここにあるCNタワーは、1976年の建設から2007年まで、自立式建築物として世界で最も高いものだった。
1997.6 州議事堂 1997.6
 ナイアガラ・オン・ザ・レイク
  アッパーカナダ最初の総督府がおかれた街で、ナイアガラからトロントへ戻る途中で立ち寄った。特筆すべきものは無いだろうが、緑が多く気持ちのいいい印象が残った。
1997.6
ブリティッシュ・コロンビア州
 バンクーバー
 北太平洋有数の港町であり、また大陸横断鉄道の執着地として発展した街。現在ではカナダ西海岸最大の都市となっている。
1997.6 スタンレーパークより
 ヴィクトリア
 バンクーバー島南端にある街で、1849年、バンクーバー島がイギリスの植民地となったときから、植民地の中心都市として発展している。島とはいってもバンクーバーから気軽に日帰りで行かれる所で、古きイギリスの面影を残す建物がいくつもある。バンクーバーにいるよりよほど楽しかった。
1997.6 州議事堂 1997.6 エンプレス・ホテル

英領カナダ