もとは、千葉ニュータウンを開発する住宅・都市整備公団が、鉄道施設についても建設を行い、北総開発鉄道に運行を委託していたもの。公団の改組による鉄道事業からの撤退に伴い、京成電鉄が100%出資する千葉ニュータウン鉄道が設立された。このような経緯から、列車の運行は行わないが、車両は保有しているという珍しい形態になっている。
2021.5 9100系:京成高砂〜青砥間
車両
 9000形
 開業時の車両で、車体のデザインは異なるが基本的な設計は北総7000形と同じである。当初は6両編成で2000形を名乗っていたが、1991年の都営浅草線乗り入れの際に中間車を増備して8両編成となり、1994年に9000形へ改番した。2017年3月に営業運転を終了している。
 
2016.7 京成高砂駅  2016.9 品川駅
形式  編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>9001-、08-
<M>9002-、04-、05-、07-
<T>9003-、06-
9008、18F 16 1983.11-90.12 2017.3
 9100形
 印西牧の原までの延伸時に登場し、印旛日本医大延伸時にも増備されたもの。機器等は京成3700形、北総7300形と同じでVVVFインバータ制御を採用しているが、デザインはまったくのオリジナルである。C-Flyerという愛称が付けられている。
2016.2 品川-北品川間
形式  編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>9101-、08-
<M>9102-、04-、05-、07-
<T>9103-、06-
9108、18F 24 1994.12-00.4
 9200形
 京成の新3000形、北総7500形と同型で、帯の色が違う。8両編成1本が製造されている。
2017.3 青物横丁駅
形式  編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>9201-1、8
<M>9201-2、4、5、7
<T>9201-3、6
9208F 8 2013.2
 9800形
 9000形を置き換えるための、京成3700形のリース車。2017年3月に営業運転を開始した。
2017.3 梅屋敷駅
形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>9801-、08-
<M>9802-、04-、05-、07-
<T>9803-、06-
9808F 8 2017.3 京成3700形リース
形式別車両数
種類 形式 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020  備考
EC 9000形 12 12 16 16 16 16 8
9100形 16 16 24 24 24 24
9200形 8 8
9800形 8
年表

  1981.10.1 宅地開発公団と日本住宅公団を統合し住宅・都市整備公団設立
  1984.3.19 小室〜千葉ニュータウン中央間4.0km開業(北総開発鉄道に運行委託)
  1988.4.1  北総開発鉄道が第2種事業者となる
  1995.4.1  千葉ニュータウン中央〜印西牧ノ原間4.7km延伸
  1999.10.1 都市基盤整備公団に改組
  2000.7.22 小室〜印旛日本医大間12.5km全通
  2004.3.16 千葉ニュータウン鉄道設立
  2004.7.1  千葉ニュータウン鉄道に施設譲渡(2種は北総鉄道と改称)
  2010.7.17 京成電鉄も第2種事業者となる

千葉ニュータウン鉄道